9月から私たちの生活が変わった。2歳7ヶ月になる下の子は幼稚園に入園し手がかからなくなったので、お手伝いさんのいる生活は8月で終わりになった。
お手伝いさんには子守から留守まで色々お世話になった。日本料理を教えいつもつくってもらってたし、クッキーもケーキも焼いてくれてた。私としては洗濯物をたたんでタンスにまでしまってもらえる人材はやっぱり貴重なので、一日2時間だけとか週4日だけとかのパートになってもらうことも考えた。しかし、そうなると彼女が他の仕事を見つけにくいのできっぱり辞めてもらうことにした。もともと掃除とリネンの交換はホテルがしてくれるので下の子が産まれるまではお手伝いさんは雇ってなかった。元の生活に戻っただけなのだが、毎日洗濯と炊事をする生活を忘れていた私にとっては、子供が幼稚園に慣れることよりも時間がかかりそうだ。
お手伝いさんが辞めるとき、私とお姉ちゃんはお手伝いさんの写真でスクラップブックを作り、プレゼントした。そして最後にみんなで写真を撮り最終ページに貼った。2年半も働いてくれたからと言って、主人は彼女が当分生活に困らないようにと退職金として2か月分余計にお給料を渡した。彼女は感極まって涙を流し「1ヶ月分だけでいいのにこんなにいただいて・・・」と喜んでいた。住所を聞きクリスマスには写真を送ると約束し、感動の別れの日になるはずだったのだが、下の子と別れがたいのと、退職金の多さにあまりに嬉しかったのか「9月いっぱいは毎日2時間だけ手伝いに来てあげるよ。お給料なんかいいから。」と言ってくれて、次の日もやってきて洗濯物をたたんでしまってくれた。しかしそれは何の拘束もない約束。30分ずつ2日間は来てくれたけど、2日目に来たときには「仕事見つかったから、明日からはもう来ない」と軽く言われてしまった。別に期待してはいなかったのだけど・・・ちょっとがっかり脱力~の最後だった。
でも、来ないもんだと覚悟を決めると家事も自分のペースで片付いていく。怠け者の私は今まで洗い物も朝食の片付けもお手伝いさんが来るまで残していた。ところが今では下の子を幼稚園に連れて行く前に朝の片付けも済ませるようになったので、うちの中がなんとなくすっきりするようになった。料理は好きだし、洗濯も嫌いではないが、洗濯物をたたむのとアイロンがけだけはやっぱり誰かにやってもらいたいな~。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る