下の子は2歳7ヶ月。お姉ちゃんがいるからか、上の子より成長が早い。主人からは2歳になったときから幼稚園に通わせようと言われていたのだが、私はまだ早いかなと思い躊躇していた。しかし、お友達の2歳半の子供たちは4月から幼稚園に行っていて、幼稚園が大好きだという。それを聞いてとうとう幼稚園に入れるのを決心した。
子供が3歳にならないと会社から学費の補助は出ない。日系幼稚園だと月6万~10万円プラス入園金がかかるのでうちは月2500元(3.8万円)のローカル系幼稚園の国際部に入れることにした。カナダ資本で運営されている小奇麗な幼稚園で、遊具も充実している。ネットで囲まれた屋根つきのお砂場も清潔で、専用のお砂場エプロンをして遊ばせてくれる。クラスの先生は中国人だが中国語のみを話す先生と英語のみを話す先生が二人いる。そのほかにお手伝いをするおばちゃんが一緒に面倒を見てくれる。毎日1時間くらいイギリス人のネイティブの先生の授業もある。モンテッソーリメソッドなので縦割りとなっており、モンテッソーリの知育おもちゃも遊び放題だ。クラスには日本人の子供が7~8人いるらしく、お姉ちゃんたちと日本語でも遊んでいるらしい。バイリンガル教育なのだが、実際は3ヶ国語の環境になっている。
ここ1年間、毎週日曜日には下の子を2時間だけ託児に預けていた。最初の半年は泣き通しだった。しがみついて離れないので主人は何度も子供と一緒に託児室で過ごした。最近は「帰ったらヤクルトあげるからね。ここで遊んでてね。」などとエサで釣ってお願いすると「うん」と言ったりすることもあるが、やはり最初の10分くらいは泣いて託児の先生にお世話をかけているらしかった。ということもあって、幼稚園でもかなり泣くだろうと覚悟していた。先生も「誰でも最初の3日間は泣きますけど、すぐに慣れますから大丈夫です」とおっしゃってた。ところが、幼稚園の初日、下の子は泣かなかった。幼稚園に着いてしばらく様子を見てから「じゃ、ママ行くね。バイバイ。」と言ったら、遊んでいるおもちゃからちょっと目を上げただけで、無言で遊び続けていた。その後も全く泣かなかったらしい。二日目の朝は「また置いていかれる」と思ったらしく、教室の前でちょっと泣きそうになったけど、教室に入って朝のお菓子と飲み物を食べ始めたら簡単に「バイバイ」してくれた。あれから一週間経つが、結局泣きもせず、ご飯もしっかりたくさん食べ、毎日ちゃんと2時間お昼寝しているらしい。迎えに行くと嬉しそうにダッシュしてきて「今日泣かなかったよ」と報告する。幼稚園が大好きらしく、朝「幼稚園に行くから着替えようね」というと一目散でタンスのところに飛んでいく。あんなに心配していたのに、なんとも拍子抜けしてしまった。
先々週まで泣いて離れなかった日曜日の託児も、先週と今週は泣かずにバイバイができた。これは幼稚園に行き始めたおかげなのだろうか。それともそういう時期なのか。何はともあれ、子供の成長はとても早いということが実感できた。
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