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カテゴリ:上海生活
上海の物件は大抵内装なしで引き渡される。しかし今住んでいるところは内装すべてをデベロッパーが仕上げてからの引渡し物件だったらしく、どこの棟の部屋も間取だけが違うだけで内装はすべて一緒。キッチンのオーブンやディスポーザーなどもみなデベロッパーが一括して買ってすべての部屋に取り付けているらしい。
ところがこのオーブン、温度調節ができない。ちゃんと温度調節のつまみは摂氏の表示なのだが、点火すると温度は上がりっぱなしで、180度に設定してもそこで止まってくれない。私が持ってるオーブン用の温度計は250度までしかメモリがないのだが、それを超えて350度くらいのところまで針が回る。 1月にマンションの管理事務所に電話して修理しに来てもらったのだが、管理事務所の修理工の人は「壊れてない」と言い張る。主人に電話でオーブンの定義を通訳してもらうものの「このオーブンはそういうもんだ」「焼く時間を短くすればいいんだ」と言ってぜんぜん修理してくれない。友達のオーブンは同じタイプなのだがちゃんと温度調節ができる。絶対不良品のオーブンなのにそれを理解してくれない。それでも食い下がってやっとメーカーの担当者の電話番号をもらい修理に来てもらったのだが、その人も「壊れてない」の一点張り。、ガスの出方を自分で調節して温度を下げればいいと言う。「そんなことしたらケーキを焼いている間一時間もオーブンの前に座って温度調節してなきゃいけないじゃない」と言っても修理工の理解できる範疇を超えているらしく、「説明書をちゃんと読みな」と言って帰っていった。 再びメーカーの会社に電話して、修理できる人をよこすか、別のオーブンと取り替えてくれとお願いしてみたのだが、修理の人は壊れてないとレポートしてたらしく、取り合ってくれない。よくよく話を聞いてみたらそこはデロンギ社ではなく、デベロッパーにオーブンを卸している仲買の会社だった。一人しかいない修理工も何の専門性もなく、オーブンを修理できるはずなどなかった。ものすごい時間の無駄。もう一度温度調節ができなければクッキーもケーキも焼けないということを丁寧に説明したが、(娘が言うには叫んでいたらしいが)、ケーキを焼いたことのない担当者の女の子には理解不能。何が問題なのと面倒くさそうな対応。それでも私の熱意が通じたのか、やっとのことでデロンギ社の修理担当の携帯電話番号を聞きだした。 しかし折り悪く連絡が取れたのは旧正月前。温度調節ができないということをやっと理解してくれる中国人を見つけたと思ったのに、面倒くさい電話だと思ったのか、その人とは一度切れたら二度とつながらなくなってしまった。その後仲介の会社の人からは何とかするからと言ったまま何の連絡もない。 仕方ないので、今のところガスの出方を調節して温度を見張りながらケーキを焼いている。 まったく、いつになったらオーブンは直してもらえるのやら・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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