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カテゴリ:上海生活
あけましておめでとうございます! 中国の旧正月は爆竹や打ち上げ花火とともにやってくる。 毎年旧正月は上海で過ごしているが、相変わらず花火や爆竹の音は戦争で空襲を体験しているかのようだ。上海中、いや、中国中がいたるところで花火を打ち上げているので、宇宙から見たらさぞかしきれいだろうと思う。 だいたい外国人が住んでいるアパートは中国人のお金持ちもたくさん住んでいる。そのお金持ちの打ち上げる花火のすごいこと。私たちのアパートの敷地内でも6~7箇所で打ち上げ花火をしていた。邪気を追い払って商売繁盛の神様を迎え入れるため、商売をしている人は何万円もお金を使って花火をする。20階建てのアパートにきのこのかさのように打ち上げられる花火は吸い込まれるように美しかった。 ところが、勉強部屋の出窓に寝そべって花火のパノラマを鑑賞していると、隣の建物の10階付近のベランダから火の手が上がった。赤い炎がメラメラと燃えている。花火の火の粉が引火したのだ。主人があわててガードマンに電話して火事だと伝えると、他の人からも連絡があったらしく「知ってる、知ってる」と言っていたらしい。それから間もなくしてアパートの電気がついて火は消された。キッチン側のベランダなのでボイラーが置いてある。爆発しないで本当によかった。あんな大きな花火なのに、建物から4~5メートルしか離れていないところで打ち上げるもんだから、本当に危ない。しかし、火が消された後も凝りもせず同じところで花火を打ち上げていた。 高層ビルが次々と建っている上海。これからもビルの谷間で花火は炸裂し続けるのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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