酒粕風味パン
お正月に実家でもらってきた酒粕がまだ大量にある。少し前は鶏肉や魚を粕漬けにして頑張って消費していたのだが、最近ちょっと消費量が落ちている。まだまだ酒粕はあるというのに。 そこで酒粕から生種を作ってみようかと思った。しかし、水を加えて作るのだ。量が増えちゃうじゃないか。それに、しばらく前にじゃないさんがチャレンジして,酒粕だけではうまく行かなかった例をあげていた。 というわけで、酒粕をマーマレードのように副材料として使ってみることにした。ホームベーカリーに付いていた食パンのレシピに酒粕を加えてこんな感じの配合にしてみた。スーパーカメリヤ280g黒砂糖20gバター15g塩4gくらいインスタントドライイースト5gくらいぬるま湯200g酒粕30gくらい 膨らまないと悲しいので、今日はイーストを使った。また、糖分が黒砂糖になっているのは白砂糖を切らしているためで、別に健康志向だというわけではない。 さて、最初のこねの段階から生地がゆるかった。付録のレシピ本は水分量が200gだったのだが、少なめにして生地チェックをしてから増やしていけばよかったかなと後悔。まあ、そうとうでろれんでろれんの生地でもホームベーカリーはそれなりに焼いてくれるので粉を追加することはしなかった。 発酵中は酒粕のいい香りが家中に充満していた。いや、外まで漂っていたかもしれない。夜にいい近所迷惑だったろうなあ。 焼成が始まる前に、発酵状態を見てみると、ちょっと過発酵気味。パンケースからちょっとあふれている。水分多かったし、しかたがないかな。焼成中、酒粕の香りはますます強くなる。お酒、弱い人だとこの香りで酔っぱらっちゃうかな? そうして夜遅くに焼き上がったパンを今朝スライスしてみた。クラストにまで気泡のあとが見えるからちょっとやっぱり過発酵だったんだろうなあ。でも、中はそんなに発酵しすぎという感じではなく、気泡は丸かった。また、味は黒砂糖多めに入れたために少し甘いくらいでふつうの食パンと変わりなし。酒粕の風味ってどこかにあるのっていう感じだ。でも、歯触りが違った。モチモチパンになってるのだ。けっこういいかもしれない。