問題演習がないと・・・
「参考書7回通しました!」塾生が威勢良く報告してくれました。「7回もやったらOKやね。」 ミスターステップアップでは復習に命を懸けます。可能性は反復に正比例する南極老人のお言葉です。 実際卒業生のたんべさんは日本史のパソコンソフトを7回やって、センター試験で90点近く取りました。ほとんどパソコンソフトしかやっていないのに、高得点を取れました。それは7回もやったからです。 多くの受験生はよく頑張っている受験生でも復習するところまで。せいぜい、2,3回しか見ません。しかし、本当に成績が上がるのは5回を過ぎてから。そんな少ない回数ではやった意味などほとんどありません。 しかも、4回目を過ぎると、そのスピードは1回目の2倍以上になります。だから労力は7倍もかからないのです。それを「え~7回もやるんですか!?」と言って、結局やらない受験生はなかなか成績が上がらない。だから、次から次へと参考書・問題集を買ってしまいます。 成績は指数関数のように加速度的に伸びていきます。少ない回数ではやった甲斐がありません。7回やれば、7倍ではなくて7の二乗ぐらい暗記できます。恐るべし反復・継続の力なり。 さてさて、ここからがさらなる応用編です。7回もやれば暗記しているだろうとお思いの方はまだ甘い。人間には好き嫌いがあります。得手不得手があります。当然、得意・好きな部分には意識が向きます。しかし、苦手・嫌いな部分には意識が向きません。だから、7回やったとしても、じつは苦手・嫌いな部分は7回分目を通したことにはならないのです。人間は常に偏りがあるからです。7回やっても偏りはなくなりません。だからこそ暗記の時間だけではなく、問題演習をすることによって、自分のムラ・偏りをみつけ無くしていくんです。問題演習をやるのは、ローラーで引き延ばし作業をしているようなものです。どんどんしわ(弱点)が伸びていきます。7回暗記するだけではなく、つねに偏りが無いのか、自分でチェックし、問題演習でチェックすることが大切だ。 問題演習と暗記は同時並行で行おう。