教材を渡すタイミング
「はぁ~やっと、3ヶ月かけて問題集が終わった!次に何の勉強をしようかな?」そんな悩みを抱えたことのある受験生は多いのではないでしょうか? 何をやろうかと迷った末に、大きな本屋に行ってみる。よ~し、次にやる参考書を探そ!そう思って、意気込んでみても・・・大きな本屋には参考書がありすぎる!!!小さな本屋には自分にあった参考書がない!!!僕の場合は京橋の紀伊国屋で、なんやかんやで、1,2時間以上立ち読みに明け暮れることが多かったんです。今思えば、もっとスパッと決めて、スパッと勉強する方がよっぽど効率良かった。 確かに、立ち読みをしていると、いろんな参考書が目に入って、参考書オタクになれるんですね。この参考書は~だ。あの参考書は~だ。参考書のうんちくが語れるようになります。あんまりうれしくない・・・ 受験に関わるうんちくを話せるようになると、だいたい勉強方法がずれてきます。他人の勉強法についてはあれやこれやと言うのですが、肝心の自分の勉強法については全く気にしない。大学に行くための受験勉強が、いつのまにかうんちくを語るための受験勉強になってしまっているのです。かなしや。 今どんな参考書をといているのかということと同じぐらい、次にどんな参考書をいつ選ぶかということは大切なんです。ではどんな参考書をいつ選べばよいのでしょうか? どんな参考書をとけば良いのかということは、またの機会にして、南極老人から、教材を渡すタイミングについて教えてもらいました。それは、常に生徒の半歩先のペースで教材を渡すと。一歩先で早すぎる。教材が終わってからでは遅すぎる。その間の絶妙なタイミングで、教材を渡してあげなさいと言われています。早く渡しすぎると、次にはこれをやらないといけないのか・・・と、生徒はやる気をなくしてしまいます。永遠に続くような印象を与えてしまうからです。逆に、終わった後に渡してしまうと、次に何をやるのかという心の準備ができていないので、生徒の心のエンジンがかかるまでに時間がかかってしまいます。だからこそ、半歩先に渡すことによって、次に自分が解く教材はこれなんだと、期待に胸膨らますこともできます。ちょうど、新しい教科書をもらった時のようなワクワクです。そして、次の問題集に早く取りかかることができるようにと、ラストスパートもできます。 何を渡すかだけではなく、いつ渡すかということだけでも、生徒のやる気をアップさせることはできるんです。 その絶妙なタイミングを見極めるために!