カテゴリ:71年英国
前回#27で紹介したロウ・マテリアルで名前が出た縁で今回はトントン・マクート。 管担当者がいるとこなどメンバー構成もどことなく似ています。 しっかしかわいい名前のバンドだよなあ。 トントンってパンダかよ。 (マクートってどういう意味なんだろ?知ってる人教えてください) トントンもロウ・マテリアル同様サックス・ソロがあったりビブラフォン叩いてたりするし、シンガーの声質が翳っていてわずかにヘタレ(褒め言葉です)なのも一緒なんだけど、こっちはもうちょい牧歌的というかたおやかというか、うららかな春の日差しが差し込んできているというか。 しかし全体から発散されるオーラはちょっぴり切ないのです。 そしてプログレ度数は高めです。 全部で7曲45分、うち5曲が6分オーバー、残り2曲も4分。 ロマンチックなピアノやらリリカルなフルートやらが幻想的です。 一方でハモンドがコトコトコト太鼓がてててててっサックス豪快ブロウ。 ジャズっぽさもそれなりに、怪しげなアシッド臭も少々。 楽器のみ鳴っている時間がわりと長く、とくに目立つのはピアノとフルート。 ハモンドだって結構入っているし、細かく刻む太鼓も聴いていて楽しい。 5の退廃的なピアノは場末感が漂っていて…数行上で牧歌的云々と書いたけど、そうも言い切れないかも。 前半部はおセンチ柔らかめのメロウなサウンド、しかし後半部に進むにしたがってプログレ度が濃くなってきます。 そしてところどころにジャズとかアシッドとか寂れたスナックとか。 レーベルはネオン、ジャケはキーフ、リリースは71年と英国ロック好きとしてはほっておくわけにはいかないバンドですね。 本作1枚のみで終了というのも乙女心をくすぐります。なんのこっちゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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