カテゴリ:71年英国
うむ。 ならばユーライア・ヒープを出さないわけにはいかないな。 しかし当のイアン・クラークはクレジットなし…どういうことなのっ言いなさい教えなさい真相を白状しなさい。 それにしても、このバンドにも鬼籍ミュージシャンがいるのか。 2月28日はデイヴィッド・バイロンの22回忌です。みんなで合掌しましょうね。 あと71年発表というのも4号連続だ。 さておき、ユーライア・ヒープ初体験だったのがこちらの3作目。 2000年10月に神保町のディスクユニオン(まだあるのかな)にて700円で購入しました。 衝撃はやはりバイロンの歌でしたね。 濃い顔に不釣合いな美声です。冬生まれってのがまったく似合ってません。 かなり上のほうの音域も出してるんだけど、トーンがきれいなのね。 ルックスは暑苦しいのにこの清涼感あるパワフルな歌唱は…あああどうしよどうしよ。 それから欠かせないのは高音コーラスでしょう。 今ではその手の代名詞になってる気がしないでもないクイーンが真似っ子するほど厚いです。 名曲揃いの演奏は熱いです。 何度も言うようにバイロンの顔は暑いです。 そして私は本作を篤い心で聴いています。 この中ではタイトル曲と“7月の朝”が有名なのかな。 でも私は“瞳に光る涙”のが好き。 お世辞にも上手いとは言えないケンさんのスライドギターが滅茶苦茶気に入っちゃってね。 高音が冴える♪ナナナナナがツボっちゃってね。 ラストの“ラブ・マシーン”も、もーむすのと肩を並べる出来栄えだよね。 まあでも捨て曲はないです。 希代の名盤に名前を載せてもらえなかったクラークは結局バンドを解雇されてしまいました。(後任はリー・カースレイク) なんか最後まで踏んだり蹴ったりだ。 あとね。 前回のクレシダでオルガン・ロックという言葉を出したけどね、ヒープのオルガンはかなり暴力的です。 もう暴れすぎ。安いステレオで聴いたら「きったねー音だなあ」って微苦笑するかもしれないほどです。 ここで新ジャンルを開拓。 ユーライア・ヒープの「対自核」はブルータル・オルガン・ロックだ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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