カテゴリ:73年英国
all titles composed, arranged & perfomed by Jonesy
72年、ジョン・エヴァン・ジョーンズ、ジェイミー・カレスらによって結成されたロンドンのバンドの3作目。 前作とおなじ5人の正式メンバーに数人のお助けマンが参加しています。 「キング・クリムゾンのフォロワー」とも呼ばれたこともあるジョンジーだけど、曲によって方向性はバラバラ。 1曲目はトランペット(管楽器はすべて電化されたものを使用)が疾走するハードドライヴィンなジャズ・ナンバーで、そうかと思えば2はストリングスを導入したクラシカルな曲。 しかしここでもトランペットが効果的に使用されていて、メロトロンがプログレてる曲でもわりとポッピーな曲でもラッパが鳴り響くことが多く、作曲クレジットはバンド・加入は2作目からながら、アラン・ボウンの発言力が大きかったことは明らかです。 上記の「クリムゾン真似っ子」をもう少し細かく分析してみると、オリジナル期が持つ叙情性と「アースバウンド」あたりの野蛮さがミックスされている感じかな。 とにかくボウンの大暴れが目立つけど、エモいギターもそこかしこに。 タイトル曲の4はルンタッタ系統の弾むナンバー、バンド名を冠した6は11分半もあるジャズ色強いインスト。 長らく本作が最終作品と思われていましたが(少なくとも私は)、2003年に幻の4作目がほじくり出されています。 ジョーンズ兄弟がかつて在籍していたバンド、アノ・ドミニのレビューはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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