カテゴリ:73年英国
written by Minnear, Shulman, Shulman, Shulman
「オクトパス」もその他の多数の作品と同様、存在を知ってからそう経たないうちに購入しました。 たぶん高校出て1年目かそれくらいの時に買ったんじゃないかな。 超絶技巧を誇る英国プログレ集団が放つ4作目。 私はジェントル・ジャイアントのことは裏番扱いしています。 キング・クリムゾンやイエスほど表舞台に出てこないし知名度は劣るけど、実力は伯仲してるかそれ以上だと思っているのでね。 メンバーはドラマーがマルコム・モーティマーからジョン・ウェザーズに交代。 フィル兄さん参加作品としてはこれが最後です。 そのジョンのタカタカタカと小気味よいドラミングが耳に止まりますが、高音をあまり使わずガンガン叩き鳴らすピアノはさらに印象的です。 まったくケリー・ミネアって人は歌声はか細く優しいのに、ピアノとなると俄然力強くなるんだからなあ。 本作での弾きっぷりを聴いて「ピアノっていいな」と思ったりもしましたよ。おほほ。 ギター、ベース、ドラム、鍵盤以外にも管楽器や弦楽器が様々登場しているから、ゲストを招かなくても自分らだけで小編成のオーケストラみたいなことになってます。 ハードロッキンなアレンジを施されたものがある一方でクラシカルな香りぷんぷんの楽曲も。 4で聴かせてくれるマドリガルは絶品! このアンサンブルは抜群です。ライブ映像を見ると歌い出しは1番2番3番でそれぞれ違っていて、よく隣の人につられず歌えるなあと感心しきりです。 間奏の演奏パートもかわいい木琴やわずかにホラー入ったエレキギターとかね、非常にかっこいいんだよ。 スタジオ盤ではこれが一番聴いた回数多いかも。 デレク兄貴が颯爽と歌う3とケリーが囁くように歌う7はとりわけ大好きな曲だね。 ジャケはクレジットないけどこの画風はロジャー・ディーンかな。 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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