カテゴリ:73年英国
lyrics by Roger Waters music by Pink Floyd
「それ以上ややこしい選択はダメッ! もっとわかりやすいのを選んで!」 ともう1人の私が言い張るんでロジャー・ウォーターズの次は定番すぎてしゃっくりも止まる勢いのピンク・フロイドを持ってきてみました。 「狂気」は高校生の時に買ったアルバムです。 初フロイドはたしか「ザ・ウォール」だったような気がするけど、これも相当聴き込んだね。 CDだけどそれこそ擦り切れるほど。 全体が1つのテーマでまとまっているコンセプト・アルバムになっています。 1曲1曲を抜き出して聴くとバラバラなのに、通して聴くとちゃんと1つにつながる。 歌詞は理屈名人ウォーターズが担当、深くてダークです。 音楽の方は効果音を使って“聴かせる”インストもあれば、キャッチーな歌ものもあり。 中でも“タイム”でのソウルフルな女声コーラスは効いてますねえ。 この曲7分もあるんだけど、そうは感じさせないほど隙がないんだ。 続くリチャード・ライト作の“虚空のスキャット”はクレア・トリーが迫力のスキャットを披露しています。 オルガンにのせて歌うエモーショナルな歌声、姐さんかっこいいー! ところでデイヴィッド・ギルモアの弾くギターは結構エモってると思ってるんですが、どう? 歌は主にやさぐれたような声質のギルモアが担当しとります。 個人的には顔同様優しげな声のライトと性格に似合わずショボン声のウォーターズにももっと歌ってほしかったな。 んで“マネー”はレジスターの音と主張するベースが有名だね。 今でもテレビで時々使用されてるなあ。 たぶんフロイドの曲でもとくに有名なものの1つなんじゃないかと。 トータル約43分。 聴き終わるとふらふらともう一度再生ボタンを押しに立ち上がってしまう魔力を持ったアルバム。 もう何百回と聴いてるはずだけど飽きてポイ捨てしたくなる気配がありません。 今でも“アス・アンド・ゼム”の切ないメロディ大盛り上がりのサビ部分を聴くと鳥肌立っちゃうもんね。 私のような素人にはわからずとも、緻密に計算しつくされた構築美があるんだろうなあ…。 超ロングセラー・アルバムとしてギネス認定された実績にも納得です。 ところでさ。 インナーの写真を眺めてたらさ。 ウォーターズの顔とハリセンボンはるかの顔が同系統に思えて仕方ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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