カテゴリ:カナダ
今まで載せた国別レビュー枚数を眺めていたところ、カナダ、オセアニア、イタリア、多国籍、その他の国が1枚ずつしか登場していないことに気付きました。 60年代英国なんてすでに18回も登場しているのにこの差はなんなんだ! もどかしくなってきたのでひとまずカナダ産音楽を取り上げることに。 アヴリル・ラヴィーンやアナイアレイターがまずは候補にあがったけど、これらは踏み台を使わないと取り出せないのでハーレム・スキャーレム(略してハレスキャ)に決定! ハレスキャはリードシンガーのハロルド・ヘス以外の3人もみんな歌が上手いのが売りの1つ(だったような気がする)。 「ヴォイス・オブ・リーズン」は3作目で、記憶が確かならば18か19の時に買ったんだと思います。 そう、まさに毎月BURRN!を購読していたメタラー時代。 ハレスキャもBURRN!の流れで知ったんだけど、この人たちヘヴィ・メタルではないです。 まーハード・ロックはハード・ロックなんだけど、あまり男臭さがないというか… 最初の一音を聴いた時には「…ゴス?」と思ったし、聴き進めていくうちに「…プログレ・ハード?」とも思いましたもん。 ギターは泣き節出してるとこもあるけど妙に悩ましげで時にはかなり官能的。 だがその一方でやったらワウを効かせていたりガッツィーだったりして、この漢なギターが入ってなかったらだいぶ扁平な音印象になりかねなかったかもしれません。 シンガーの音域は中~高音域中心でちょっとハスキー気味。 むやみなスクリーム型ではないからわりかし聴きやすいよ。 コーラスがくっつくことも多く、しかしシンガロング度は高くないなあ。 私ら素人が一緒に歌うにはメロディラインがやや複雑というか。 全体的にトーンは暗め。 これ以外だと98年の「ビッグ・バン・セオリー」しか聴いたことないから断言はできないけど、本作はアップテンポな曲よりもダークなバラード調が優勢です。 曲調がさ、ずっと苦悩しているような感じなのね。 概して壮大に仕上がっているんだけど、やっぱどこか暗いんだよなあ。 そのためかセールスは芳しくなかったようで、その後ラバーに変名してポッピー路線を狙ったりしかしすぐに元に戻したりと彼らも苦労したようです。 今このバンドどうしているんだろう。 サイトあるか探してみるので気になる人はチェックしてみてください。 12は日本盤のみのボーナスで7のアコースティックバージョン。 やっぱ存在してましたね→公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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