カテゴリ:気持ち
本のタイトルです。著者は、湯川玲子さん。
現代女性の実像を10のスタイルに分けて書いたもの。 本屋さんで手に取り、その中に”ホノルルマラソンを完走する女”というカテゴリーがあったので思わず買ってしまいました。 ”女装する女”というのは、 普段はユニセックスなスーツで働いているが、 時々とびっきり女っぽい服を着て出かけたりする女性のことらしい。 バブル時代の企業のお飾り的総合職ではなく、 もはやひとりの戦闘要員となった女性達の実態は一層オヤジ化している。 そんな中で、ネイルサロインに行ったり着物を着たりするのは彼女達のガス抜きらしい。 女らしい仕草やファッションが男に媚びるものではなく、 女としての自分を楽しむものというポイントには、 しがないOLの私でも「そんなとこあるなあ」とうなづいてしまう。 一方、エビちゃんの、柔らかな巻き髪やパッチリおめめ、膝丈スカートは、明らかに男性受けを狙ってのもの。 ところが、今まではこの男に媚びる女はもっとも女性に嫌われたものですが、 エビちゃんには女性ファンが多数いる。 男性受けする女性を完璧に演出することで、 モデルとしても成功したエビちゃんに憧れる女性達。 年頃になれば、みんな結婚できる時代は終わり、 結婚難民が巷にあふれる時代となった今、 いい男と結婚したければ、若くてカワイイ女さえも努力が必要らしい。 そんな時代は過去になった私でも「う~ん、そうかもしれない」とまたしてもうなづく ”マラソンを完走する女”には、 昨今のマラソンブームが書かれていました。 ブームの理由のひとつに、Qちゃんなどの素敵なスター選手の存在がありますが、 最も影響力のあるのは、長谷川理恵さんらしい。 それほど有名でもなかったモデルが、石田純一の愛人として世に出、 初めて走ったホノルルから、本格的にマラソンに取り組むようになる。 東京国際女子マラソンに出場できるまでに成長した彼女は、 ”努力するシンデレラ”なんだそうです。 こうなると、「もうあなたはいらない」と彼から歩み去る強さが女性の共感を呼ぶのだとか。 貪欲であることにおいては、女性は男性の比ではないと思います。 強欲とさえ言える。 世の中はどんどん暗くなるけれど、 どんな時代でも、自在に変化していく女性は本当に逞しい 1月の走行距離:92キロ (距離はのびていますが、相変わらず細切れ、強くはなっていません) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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