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カテゴリ:語学
節分明けの昨日2月4日、スペイン語教則本のスペイン語テキスト本文のレコーディングが、無事に終了しました☆
そして、信じられないような幸運、ミラクルが起こりました!!! 東京の虎ノ門にあるレコーディングスタジオにて、夕方からレコーディング開始☆☆☆ 全部でちょうど2時間かかりました☆ 出演は男女2名、私と、アルベルト清さん!です。 テキスト本文の登場人物が、主人公は日本人女性とバルセロナのスペイン人男性で、あとはカマレーロ(ウエイター)とかレジのおばさんとか数人がでてくるため、それぞれ一人数役をしました☆ 私の希望で、レコーディングはどうしても 「スペインの都会生まれ育ちで正統派カステリャーノ(スペイン本土のスペイン語)を由緒正しいちゃんとした発音で話すスペイン人の方」 を探してお願いしてほしい!と頼んでいたので、出版社の担当編集者を通じて皆様が探してくださったのです! 東京に住んでいるスペイン語を話す人々は、南米(メキシコとかコロンビアとか)の方が多くて、そういう方々なら簡単に見つかるのですが、スペイン本国の、しかも都会生まれ育ちで由緒正しい発音のスペイン人は東京でもなかなか見つけるのが難しかったです。 スペイン生まれ育ちのスペイン人でも、南部など地方出身の方だとスペイン語の発音がなまっているため、テキスト本文を録音するためにはどうしてもスペインの都会で生まれ育ったスペイン人の方が適役だったわけです。 南米出身の方だとスペイン語を母国語としていても、発音がなまっているのです。 南米のスペイン語とスペインのスペイン語カステリャーノは、発音が全く違いますし、よく使われる細かい単語や文法事項も違うのですよ~! 私は「スペイン本土の正統派スペイン語カステリャーノ」の本を書き上げたので、録音はどうしてもカステリャーノをきちんとした発音で話すネイティブの方にお願いしたかったのです。 語学専門の出版社なのですが、このような「スペイン本土の正統派スペイン語カステリャーノ」の本は前代未聞だそうで、初めての試みだそうです☆ メキシコとかコロンビアとか、南米のスペイン語の先生が書かれた本ならいくつかあるそうです。 そして、そういえば他の出版社からもまだ「正統派スペイン語カステリャーノ」の本は出ていないらしいそうなのですよ~! ・・・ということは、私の目の付け所はバッチリ”新しい!”ということ! そして読者の方にも、「正統派スペイン語カステリャーノ」の本(CD付き)を格安価格でご提供できるし、書店でも簡単に購入していただけるし、多くの方に貢献できる良い機会だな~と思います。 本当に人々のお役に立つことができるな~と思います☆☆☆ そんなわけで、実はほんの1週間くらい前まで出演者が決まらず、私の希望の条件に該当するスペイン人の方がなかなか見つからなかったのですが、最終的になんとか探し出してくださってホッとしていました☆ そのときに編集者から、 「”アルベルトさんというマドリッド育ちのスペイン人の方”が録音に来てくださることになった」 と聞いたのですが、詳しいことは昨日当日、現場に行ってアルベルトさんにお会いするまではみんな知りませんでした。 そしてアルベルトさんご本人が到着して、みんなでお互いにご挨拶を交わして知りましたが、お名前が”フォンセカ酒井 アルベルト清さん!”なのを知り、私はビックリ仰天して腰が抜けました!!! 「えっ!もしかしてNHKラジオのスペイン語講座に出演しているアルベルト清さんですか?」 と私が思わずご本人に聞くと、 「はい、そうです!」 とお答えになりました。 ヒー!!!そんなことってアリ~??? まじっすか~!!! インクレイーブレ! ししし信じられない~!!! 「本当ですかっ! NHKスペイン語講座のアルベルト清さんが録音してくださるなんて! 私はラッキーにもほどがあります! これは宝くじに当たったのと同じですよ~! ありがとうございます!」 と私が興奮して言うと、その場にいた編集者も録音を仕切ってくださっている方もみんなビックリしてポカンとしていました。 皆さん、私の興奮とは裏腹で何も反応しないので、私は、 「この方は有名ですよ~! NHKのスペイン語講座に出ている方がスペイン語本のテキストを録音してくださるなんて、本当に、宝くじに当たったのと同じですよおおおお~!ありがたいです!」 とか皆さんに言いました☆ ギリギリに出演者が決まったこともあり、関係者の皆さんは、アルベルトさんがどんな方なのか詳しく知らないままで当日現場で顔合わせしたわけです。 たまたま私だけが、”アルベルト清さん”というお名前とNHKラジオ講座に出ているということを知っていたので発覚したのですが。もし私も知らなかったなら、当日顔合わせをした時には関係者は誰も気づいていなかったかもしれないです。 本当にありがたいです!!! そして読者の方にとってもラッキーです!!! アルベルトさんはとってもステキな方で、さすが他のスペイン語放送のナレーションもやっていらっしゃるだけあって話し方も素晴らしく、声も俳優みたいでステキで、最高の録音になりました!!! アルベルトさんはスペインのマドリッド育ちで都会っ子です。マドリッド育ちの知識人の方っぽい、感じの良いアミーゴっぽい方でした~! 私はマドリッド出身の方にお会いしたことはすごく少ないのですが、記憶をたどるとマドリッド出身のインテリ層の方はとても感じが良いアミーゴだったな~と思い出していました☆ 「アルベルトさんはインテリ層のアミーゴだな~、きっと。」 と彼の物腰と醸し出す雰囲気から感じたので、家に帰ってから彼のプロフィールをネットで調べてみましたが、やっぱりスペイン人の中でも超インテリ層でしたよ~! 語学は、日本語とスペイン語と、日本の文化とスペインの文化の違いを両方とも熟知している知識人の方でなければ教えるのが難しいものなのですよ。 どの先生から学ぶかということは大事で、そこらへんにたくさんいるスペイン語を母国語とする方から学ぶのと知識人の先生から学ぶのとでは、語学とその国の文化の違いを吸収する効果に差がでますから。 それでNHKの講座ではいつも、バックグラウンドが学問を長く積み上げた超インテリの外国人ばかりを採用していらっしゃるのですね!きっと。 私もスペイン語を学んだ経験があるのでつくづく実感しているため、よくわかる気がします~。 お友達付き合いをするのは普通のアミーゴ達もとっても楽しいのですが、”生徒として”スペイン語を本気で学びたい時には知識人のスペイン人から学ぶのが一番効果的なのですよね~。 ちなみにアルベルトさんも3役くらいやってくださったのですが、カマレーロ(バルなどのウエイター)の役のところは、なんと!”ダミ声”でやってくださいました! あはは! さすがアミーゴ!現地の様子をよくわかっていらっしゃる! ツボを押さえていらっしゃる~! ツボにはまった~! なんか知らないですが、スペインではカマレーロとか市場とか、そこらへんで”ダミ声”のオヤジが多いのですよ~! 下町のオヤジ風な人々がけっこう多いのですよ~! 前日の晩に、 「できればダミ声のオヤジ風の人も録音に入ってくださることができたらベストだったのだけどな~。 まあお一人、カステリャーノを話す方が来てくださるんだから、それでいいか~。」 と私はボンヤリ考えていたわけです。 まさか、アルベルトさんがダミ声も入れて一人で数役の声を使い分けてくださるなんて想像していなかったので、思わぬサプライズにまたビックリしました! しかも、アルベルトさんはダミ声の役をするときには片鼻を手で少し押さえて、下町のオヤジ風なダミ声を出していたので、本当に驚きました! そこまで出来る方だなんて!!! 私はその場で”ツボ”にはまっていましたよ! ご神仏のお力が働いたとしか思えないようなことが、スペイン語本全てにわたって起こっていました☆ ありがたや~、ありがたや~。 感謝しています。 日本の読者の皆様にとって、本当にベストな良いスペイン語本になりました!!! きっと多くの方にとても喜ばれる本です☆ 私もやっと人々のお役に立てることを嬉しく思います☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月06日 01時16分01秒
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