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カテゴリ:ニューヨークにて
昨日は、2001年に起きた、アメリカ同時多発テロ、911の12年目の日でした。
もう12年も経っていたのですね。 私は昨日911は、用事でグランド・ゼロの近くまで行きましたが、付近や地下鉄内は普段どおり、特に変わったことはありませんでした。 警官の数も、相変わらず、普段のようでした。 昨日会った人達とも、「そういえば今日は911の日だね~。」と話題には出ました。 そのとき会った友人が話してくれましたが、その女性の友人は12年前のあの事件911の日に、あのWTCビル内の企業のオフィスで働いていたそうです。 1機目の飛行機がWTCビルに突っ込んだと思われた時、オフィス内にいた彼女は、ビル全体が揺れ動くようなものすごい衝撃があったため、ビックリしていたら、社内で、 「何事も問題はありません。ご安心ください。 どうか冷静になって、オフィス内にじっと待機していてください。」とアナウンスがあり、 社員全員は驚かず、それに従っていて、みんなじっとしていたそうです。 でも、彼女は、全身の毛が逆立って寒気がして、心臓はドキドキして冷や汗は出るし、本能で、 「これは普通じゃない! 絶対にそんなこと信じるもんか! 政府も本当のことは民衆には言わないものだからね。 どうせ、今のも、本当のことは黙っていて言わないんでしょう? 社員みんなは黙って従ってるのが不思議だわ。 なぜ逃げないの? 私は逃げるわよ! 言うことなんて聞かないからねっ!」 と、とっさに考えたそうです。 そして、みんなじっとして待機していて、心配そうに外を見る者もいる中、こっそりとそそくさと背中を丸めて小さくなって、すぐにオフィスから廊下へ抜け出したそうです。 廊下に出たら、パンプスを脱いで手に持って、裸足で、非常階段を伝って勝手に下まで走り降りたそうです。 ビルの外に逃げ出してなんとか歩いて現場から遠のいていたので、WTCビルが崩壊した時、彼女は無事だったそうです。 でも、ビルが崩壊した時、今まで彼女がいたオフィスもビルと共に崩れ去っていきました。 それはそれはショックだったそうです。 そして後で知ったのは、彼女のいたWTCのオフィスの人々、同じ社員の同僚達が300人以上亡くなったそうです! 同僚達は、アナウンスを信じて、みんな逃げずにオフィス内で待機していたそうなのです。 同じオフィスで、逃げて生き残ったのは、彼女1人だけでした。 なんということ! 彼女はそれから、4ヶ月間は悪夢にうなされて睡眠障害だったそうです。 そして、その後は、彼女は周りの人々にこのエピソードを話し、みんなに、「何か不吉なことを感じたら、場内アナウンスや上役や政府の言っていることなんか信じないで、自分の直観を信じてね! 危ないと思ったら、周りに大丈夫だとか言われて止められても、逃げるのよ!」と力説しているそうです。 実話ですからね。 説得力があります。 皆さんも、何か不吉なことを感じたら、周りの言うことを信じないで、自分の直観のほうを信じて逃げてくださいね! 直観を信じて行動することは、いざというときに生か死かの分かれ道になるのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月13日 11時35分56秒
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