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カテゴリ:ニューヨークにて
11月25日は、サンタ・カタリーナの日でした!
私をスペインへ呼んでいたカトリックで祀られている聖女、サンタ・カタリーナです。 毎年、私や私の周りの友人知人達、お客様達も、この11月25日にはお祈りをしています。私も忘れずにお祈りしていました。 お客様達から、サンタカタリーナの日と結婚記念日ですね~、おめでとうございます、などと、お便りをいただきまして、ありがとうございます。皆さん、「私もサンタ・カタリーナに今年もお祈りしましたよ~!」とおっしゃっていました!・・・きっとサンタ・カタリーナも喜んでいらっしゃると思います。 この11月25日というのは、サンタカタリーナの日、私の渡西記念日、私の結婚記念日で、人生で大事な日が3つも重なっています。 1996年11月25日に日本からスペインへ留学したので、あれからもう24周年も経っています!早い~!年月が流れるのが早いです。人生あっという間ですね~。 それから、スペインからニューヨークへ2002年10月に引越し始めて、最初の頃はスペインとニューヨークを行き来していて、徐々にニューヨークへ移りました。 海外にもう24年も住んでいます。スペインに6年、ニューヨークに18年!も住んでいるなんて、そんなに時間が経ったっけ?と思うくらい、あっという間に過ぎました。 スペインに住んでいたのはとても若い時期だったので、スペイン語とスペイン時代のほうが私の中で印象と影響が強く残っていますし、未だにスペイン語のほうが得意です(笑)。 その後、ニューヨークにもう18年以上住んでいるのに、未だに英語よりもスペイン語のほうが強く出て来るのですよ。 若い時期に覚えて慣れ親しんだ言語のほうが、強く残るのですね~。 そのため、私の母国語は日本語で、第二外国語はスペイン語で、第三外国語は英語です。 ニューヨークにはスペイン語が母国語の人々もたくさん住んでいて、ここのポスターや看板には英語とスペイン語が併記されているため、私はニューヨークで日常的に英語もスペイン語も使うので便利に暮らせています。 仕事でもスペイン語圏の業者さんも多いですし、私のジュエリーの師匠(元ハリー・ウィンストンとカルティエのジュエリー職人で、その後独立。今は引退なさっています。)も母国語がスペイン語なので意気投合して助けられています。本当に、師匠には感謝しています。 彼の人生で弟子は私一人です!!!私がスペイン語を話す日本人だから珍しいので、教えてくださる気になったのだと思います。普通はこんな世界の頂点のレベルの方はペーペーには教えてくれないですよ~。 私の師匠は、某スペイン語圏の母国では大卒で、工学部で土木を専攻していて公務員で土木関係で就職もしていて仕事も学歴もあったのに、若気の至りで(笑)ニューヨークに来てみて、仕事を探したり可能性を探してみて、ここに移住したのだそうです。 彼もニューヨークでは、土木関連の仕事なんて、ここは英語だしアメリカの教育と学歴の仕組みも全く違うので、未経験で一からジュエリー業界へ飛び込んでみて、最初はあるユダヤ人のジュエリー職人のところで働かせてもらいながら修行して、少しずつ習得してジュエリー職人となったそうです。そこから一流のジュエリー職人になり、登りつめて世界水準のレベルに到達して一世を風靡したのですから、実力派ですごいお方です。 昔は機械化されていなかった時代で、全部手作り(ハンドメイド)でジュエリーを作っていた世代なので、ハンドメイドのもののほうが好きな私にはピッタリで、まるで古代の秘宝を教えてもらっているかのようにありがたく感謝しています。 彼と話していたら、ちらっちらっと師匠の賢さが垣間見られて、彼も母国では珍しい大卒で知識人だから賢いのだろうなと思うことがたまにあって、色々、勉強になっています。 「教えたことは、すぐに30回連続して練習して復習しなさい!」と言われました。・・・この、新しいことを学んだらすぐ30回復習するという師匠の鉄則は、まったくおっしゃるとおりで、初めて学んだことでもすぐ30回連続して練習し続ければ、慣れてきて習得できるのですよ。 すごい法則です!!! これは「職人の道へ進んでそれでご飯を食べていけるように一人前になるための秘訣」です。 師匠ご自身も、こうやって一歩一歩、技術を習得していって、大卒で出遅れて職人の世界へすごく遅く入ったのに、トップレベルに登り詰めたのです。普通は職人は19歳くらいからやり始めるので、師匠はすごく遅くて出遅れていたから、10代からやり始めた人々に追いついて追い越すためにも、自分との戦いで、考えてこれ式で習得していったのですね。 小脳に沈ませていく方法なのです。 さすが、世界のトップのレベルで君臨していた職人が言っていることはその道では真実ですし、勉強になります。 この方法は、なんと他の分野にも応用が効いて、役に立っています。 例えば、私は今、世界的ジャズ・ピアニストのウィル・ブールウェアの弟子で、彼から学んでいますが、あのジュエリーの私の師匠がおっしゃっていたこの鉄則を思い出して当てはめていて、ブールウェア師匠から習ったことはできるだけすぐに30回連続で練習して習得していっています! これは、ジャズ・ピアノでも同じで、連続で30回練習したら、小脳に沈んでいって習得できるのです。自分でこれを実践して、実感して、納得しています。 ですから、ジュエリー製作の技術でも、ブールウェア師匠のハイレベルなジャズ・ピアノの内容でも、どんなに難解ですさまじい超絶技巧で無理っぽくても、すぐに30回連続で練習し続けて習得するという方法なら、ちゃんと習得できるのですよ。 そしてあまりにも難しすぎることは、「困難は分割せよ」方式で、短いフレーズに分けて練習してつなげたら、何でも出来るようになります。 ・・・語学でも数学でも、何でもこの方法で習得できるのだと思います。 皆様も、私の師匠のこの鉄則を、何か新しいことを学ぶ時に実践してみてくださいね!きっと、誰でも、スタートが遅すぎたから追いつけなさそうなことでも、この方法なら少しずつ確実にもらさず習得していって、いつの日か世界のトップのレベルに追いつけるようになるかもしれませんね。 何事も近道はないです。 一歩一歩着実に、練習あるのみですね。 練習をしなければ何事も上達しないです。 小脳に沈むまで練習をすれば、何事も習得できます。 ですから皆様も、先入観で無理そうだとか怖がらずに、好きなことで新しいことを学び始めてみてくださいね~。人生100年時代ですから。 ・・・・・ 話が変わりますが、11月25日は私の結婚記念日で、スペインに渡ってから翌年の1997年に入籍だけして長い間スペインと日本で離れて別居していましたが、なんとあれからもう23年も経ったのだな~と、ビックリです。 配偶者とは1回も喧嘩したことがないですし、言い争いもしたことがないですし、意見が違ったことがないですし、価値感や意見がいつも一致しているので、全く自分と同じような感覚で一心同体です。 1回も言い争いしたことがないなんて、すごいです。 ありがたいですし、神に感謝いたします。 今年は翌日の11月26日は、感謝祭(サンクスギビングデー)、本日11月27日はブラックフライデー(セールの日)です。 毎年、サンタ・カタリーナの日、結婚記念日、サンクスギビングデーが同じ時期に巡ってくるので、タイミングが良いですから覚えやすくて忘れなくていいな~と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月28日 05時04分46秒
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