日経新聞の文化面の書籍の広告に堺屋太一氏の書籍が紹介されていて
その名も「凄い時代 勝負はニ〇一一年」でして
世界大不況未だ止まず「二番底」が必ず来る・・・そうです。
これ程の借金国の通貨が強いのが今もって不思議でして、
年末に向けて対ドル90円の見込みも驚くべきではなさそうです。
景気が良くなろうかとすれば冷や水をかけるような話で、上昇軌道の道筋が見えません。
その一方で100歳以上の人口が4万人を越えたそうです。
よい事なのですが、心から長寿国として誇らしく思えないのが悲しいです。
目に見えて少子高齢化が進み、労働人口は減り、
生産拠点がドンドン海外へシフトしていくのを眺めているだけです。
もの凄く困難な時代に突入して抜け出せそうも有りません。
内需主導と言っても労働・消費人口も減りますし、
何よりも重くなっていく社会保障費に潰されそうです。
こういった事を打破するのは本来政治の仕事ですので、
次期政権と国民の意識の両輪が必要でしょう。
日曜日の午前中などに放送各局で政治がらみの放送をしています。
硬軟取り合わせて政治自体に興味が及ぶことは実に良い事です。
私が子供の時分には爺さん二人が向かい合って話してる番組が有りました。
面白さが分る前に番組が無くなってしまいました。
あまり華も無く枯れた印象で硬派なモノは好まれないのでしょう・・
昔と比べて明らかに素人の政治意識が上がってる事は間違い有りません。
もちろん興味の無い層の興味の無さも凄まじく、
そのくせ損をした時は自身を省みる事など皆無で実に迷惑な存在になります。
情報の過多と社会規範は相反するものでは無いのですが、
おきてる現象から出てくる答えは見事に逆のカーブを描くような気がします。
社会のシステムが正直で模範的な人が得をするようになら無いと変りません。
何とかそういうシステムを構築出来ないものかと思っています。
冒頭の堺屋さんの著書の中に[公務員を身分から職業へ]とありました。
なるほど確かに今の世の中のキーワードにピッタリです。
もちろん手法は色々困難が付きまといますが値打ちのある提言です。
エコノミストで同じく閣僚経験のある〇中さんには言えない事です。
雲海 posted by
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