自民党の総裁選が始まりました。
野党の動向を見届ける事をマスコミ関係者は裏番組と呼ぶのだそうです。
長い自民党の歴史の中で一番萎える総裁選です。
総裁選の開始に当たっての立候補者の主張記者会見が、
外国人記者クラブの主催で同記者会見場の様子を中継していました。
谷垣さんの当選は規定路線なのでしょうから敗戦覚悟の河野・西村両氏は
どちらかと言えば自分の存在アピールのような場になっていました。
特に河野議員の恨み節のような受難の暴露は少々行き過ぎの感がありました。
週刊紙の喜びそうな内容でしたが、私に言わせるとピンボケです。
深読みすれば追い出してくださいと言ってるのかも知れません。
主に自民党内の派閥の弊害を個人の名前も織り込んでの恨み節でした。
しかし物事には本質がありまして派閥そのものには何の問題も有りません。
派閥が何百とあっても、政策が間違ってなくて国民が幸せなら何の問題も有りません。
自分たちの事しか考えなかった結果を反省する話でなければいけません。
もちろん、派閥、財閥、軍閥、先進国では概ね国家がコケる事になります。
国民が幸せに過ごせる国には必要の無いものでしょう。
現政権は生活保護世帯の母子加算の復活と、
障害者自立支援法並びに後期高齢者保険の廃止を決めました。
この悪しき法案に賛成し作った側の反省内容ははまるで見えてきません。
前任者のように私は実は反対だったとでも言いそうな話です。
自分が自民党の総裁になったときに以上の3法を、
正しい法律なので廃案にするのは間違いだと言い切れるでしょうか?
小さな政府を是非として標榜する方々は、
とかく収入の少ない者からから巻き上げるのが好きな方が多いように思われます。
自民党は野党としての立ち位置が最初から有りません。
健全野党としてほじくって自分たちが埋めた物が出てきたりすると笑えます。
本邦初公開の国会になりそうですので期待しながら眺めましょう。
次回選挙まで自民党議員の人数が現在と同数であれば名総裁です。
夕日の中で posted by
(C)違いがわかる男