亀井金融担当大臣の軽口の発言が物議を醸しそうです。
昨今の犯罪の原因が日本経団連に有ると言う亀井予測です。
「人を人と思わない雇用のあり方に原因がある」と言い放ちました。
物事を考えるときに一義的に一方的に考えてはいけない事のサンプルになります。
御手洗さんの肩を持つつもりは有りませんが、
自由主義経済の旗振り役の自民党にどっぷり浸かっていた人物が、
立場が変わって何も反省しないのも政治家として如何なものでしょう。
グローバル経済のマイナスの社会現象と言うのは、
発言趣旨として全部では有りませんが、あながち間違いとも断言できません。
しかし単年度ではない社会現象は複合的な要因で起きます。
問題はセーフティネットを全く作っていなかった事にあります。
もちろん教育の問題もかなり重い要因でしょう。
いずれにしても政治がやらなければならない事をやってこなかった訳です。
長きに渡り重責を持って政権側に居た事実を謙虚に向かい合うべきです。
今回の返済猶予の問題に関して突き上げを感じての軽口なのでしょうが
ご自身の政治家としての思慮の浅さを露呈したに過ぎません。
労働環境に諫言をする資格があるとすれば日本共産党だけです。
我が国がグローバル経済に舵を切った時点で、
人件費は競争力を持たなくなるのは自明の理ですので、
見誤った行政と立法府と産業界の共同責任です。
産業界が貪るのは当たり前で、法によって分配と妥協を決め、
こぼれ落ちた際に受け止める受け皿や仕組みのための政治になります。
もの凄い数の犠牲者ですし、搾取をなんとも思わない輩から献金されて平気でした。
御手洗さんに「自分も政治家を辞めるからあなたも隠居しなさい」
とでも言うのなら今回の話は辻褄が合います。
自分は正義の味方のような振る舞いは実に不快な気持ちになります。
紅葉を見上げて posted by
(C)違いがわかる男