連日連夜予算編成の折衝が行われているようです。
従来の自民党のように官僚丸投げでやってれば良かったのですが、
今回の政権与党は政治主導の名の下に最初から高いハードルで挑んでいます。
何とかがんばって欲しいとは思いますが、ままならない事が多いようです。
もちろん覚悟の上でやってる訳ですので、同情には及びませんが、
この国の根幹に関わる事で少しでも正しい形に直して、
バケツの穴や偏った利益配分は排除していかなければなりません。
私個人は今までの自民党政治に何の魅力も幻想も持っていませんし、
長年の単独政権で党も国も腐敗の淵に立つハメになりました。
不道徳がはびこり、搾取が減る事無く歪なまでに構造が変わりました。
現政権は、障害者自立支援法の負担分を国庫に戻し、
母子家庭の加算分も復活する事を決めました。
簡単に正しい事だと言えないかも知れませんが、
少なくとも簡単に廃止・負担させる種類の物では有りません。
今回羽田のハブ空港化に関して千葉県の森田知事は、
「事前に何の相談も無い」と怒り心頭でしたが、
成田空港の建設時には土地を提供した多くの住民が口にした言葉であり、
障害者負担分・母子加算も削減もイキナリ決めてそれっきりでした。
各自治体の首長たちは自分たちだけ特別だと思っていたようです。
結局自分の身に降り掛かって文句を言うのが現在のリーダーです。
我が国は底が抜ける一歩手前まで来ています。
世界に冠たる国であったはずがグローバルの波に良いようにされ、
弱者は切り刻まれて生きていくようなハメになりました。
それでも何とかもっているのも既に限界ギリギリです。
言ってみれば従来型の自民政権では搾取に継ぐ搾取を繰り返し、
企業経営者や役人のための国づくりに奔走したに過ぎません。
早くから分っていても切り刻まれて実感したのが小泉政権以降です。
お題目のように成長産業、GDPの嵩上げと言ってるようではダメでして、
搾取されてきた構造を大胆に変化させる時代になりました。
富裕層と呼ばれる人たちが国に貢献するべき時が来ただけの話です。
それにしても長妻厚労相や前原国交相の健康状態が心配です。
このお二人は現政権を代表する要ですので、
有能かつ丈夫な人材をサポートにまわして支えてあげるべきです。
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