この度、政府から日本の貧困率なる数値が発表されました。
実に身につまされる数値でして、もの凄くガッカリしました。
聞きなれない数値に今まで公表しなかったとの事で、なるほどです。
言ってみればこの数値は自公政権政治の果ての数値ですので、
アメリカ同様資本主義経済の行く末として十分考えられる数値です。
経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国中ワースト4位の不名誉な結果です。
1位と2位のメキシコとトルコの両国の場合GDPを考慮すれば、のりしろはありそうです。
問題は4位日本と3位アメリカでして貧困層がそのまま生活弱者に置き換わります。
社会構造も固定化しつつありエンゲル係数だけではなく、
少子高齢化が招く社会負担の増大も貧困予備軍を創っていきます。
固定化の恐怖は真面目にキチンと社会生活を営んでも抜け出せない事にあります。
我が国で一番手厚い社会福祉は刑務所ですので、
真面目に生きるのがアホらしいと考える連中が出てこないとは限りません。
下手にがんばってホームレスになると路上生活で苦労しますので、
寝食が保証されてる刑務所の方が楽かも知れません。
こんな事を国民に考えさせた時点で先進国の看板を下ろさなければなりません。
国政を預かる者として反省するような意見があってしかるべきです。
現政権に一切、罪が無いとは言いませんが、
今までが本当にいい加減だった事だけは間違い無さそうです。
長妻厚労相は子供手当てを発給後、どの程度数値が変わるか参考にするそうです。
教育に投資することは間違っていませんが、費用対効果が問題でして、
本当にキチンと資力として機能させる事もチェックが必要です。
公立高校の実質授業料免除は遅すぎるぐらいですし、
統廃合で交通手段が困難になった自治体も少なく有りません。
待機児童の問題は全く改善されていませんので、
託児制度から大学卒業まで教育全般のギアが噛み合っていない感じです。
ダムや空港の凍結、廃止の当然の見直しと同時に、
本当に必要な国の根幹に関わる教育にダイナミックな改善が望まれます。
早ければ早いほど、多ければ多いほど意味があります。
貧困率が改善されれば地に落ちた社会規範も持ち直す希望が持てるはずです。
貴婦人、力強く! posted by
(C)違いがわかる男