日経新聞一面に日本郵政株式会社の社長交代人事に物申す記事がありました。
紙面の特徴からも無理からぬ内容ではありますが、
財政投融資の問題は明らかに事実誤認で一流紙として恥かしい記事でした。
確かに公共工事を支えてきたのは郵貯や簡保の資金でしたが、
指摘を受けて小泉改革の数年前には止めていました(確か13年位)
ですのでズブズブの関係だと記事にありましたが、
以前のように問題になるような関係ではなかったはずです。
あたかも財政投融資の撤廃は小泉改革の如くの書き方は問題です。
民間出身の西川元社長を持ち上げたチョウチン記事に成り下がりました。
かんぽの宿を巡る不明瞭な取引にはほとんど触れておらず、
日経新聞ともあろう新聞の一面で物申すには些か矮小すぎる記事でした。
本来ならかんぽの宿の一件で再入札に至った次点で辞任が妥当です。
もしくは出身会社が入札に参加しないような配慮もあっていい筈です。
個人的には亀井金融担当相の肩を持つつもりは有りませんし、
後任人事もあまりに早すぎて出来レースの感さえ覚えます。
しかし西川さん以上の結果を残せば良いですし、
出来ないようなら野党から追求を受けるでしょうから、
その時に詰め腹を切らせればよいだけの事です。
少なくとも我田が有りませんので引水のようなマネはしないでしょうし、
私腹を肥やすのなら民間人で無ければならない必要も有りません。
竹中さんがまくし立てるように西川擁護をするのは仕方ないかも知れませんが、
私の周りの郵便局は全て不便になり、便利になったのはATMだけです。
民営化も結局甘い汁のパイプを突き刺しただけで、
取り上げられて文句を言ってるような気がします。
株式会社化で市場に放出される株を狙っての皮算用だったのかと思います。
いずれにせよ新社長の辣腕ぶりを期待するしかなさそうです。
たまりに溜まった日本の借金の焼け石に掛ける水になれば重畳です。
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