お昼のKRYのラジオ番組はクオカードを商品にリスナーとクイズを解きます。
昨日のそのクイズが、
「日本における女性の年齢別、就労形態をグラフにして、
線の形がアルファベットの文字として評価されます。
どのような形になるでしょう?
と言うのが問題でして、答えがMになるのだそうです。
翻って欧米が逆Uの字だそうで就労期間が長いのが特徴だそうです。
もちろん今までの社会的な要求をバックにかなり改善された事でしょうが、
マダマダ十分に労働環境の整備は先進国とは思えません。
多分女性の職場進出度なら中国の方が上かも知れません。
日経新聞にも連日のように女性が働きやすい環境が、
経済にとって大切なファクターであり、企業の浮沈にも関わる趣旨のコメントを見ます。
考えてみれば当たり前であり、わが国ほど冷遇している国は少ないでしょう。
高齢化は受け入れるにしても少子化は国策の誤りに他有りません。
しかしながらほとんど改善されませんし、政策の効果も目に見えてきません。
子供を育てながら働く事が社会から拒否されてる見方も間違いではないでしょう。
かといって専業主婦での家族構成も昭和40年までで、最早幻想の彼方です。
何とかしなければならない事は誰もが思うのですが、
一朝一夕でどうにかなる問題でもなさそうです。
女性の労働環境の整備は各方面確実に増えていますが、
労働者の身分としては全くの平等とは言えません。
報酬や昇進は言うに及ばずですが、
例えば医療機関従事者として医師を訴えることは出来ません、
その際は都道府県が被告になるのに比べ看護師は被告にされます。
こういったズレをそのままに社会が動いているのが我が国です。
この問題の全体像を真っ向から否定できる人は居ないはずですが、
個々の事例に置き換えると前途のような不平等であえぐ結果になります。
同一労働同一賃金、託児の充実は急務であり行わない限り景気回復は望めません。
考えようによっては景気が回復しなくても、
より多くの国民が幸せに過ごせれば国家としては合格なのですが、
少ない金額ではないこの国の借金を払っていかなければ行けませんので、
社会福祉の充実を遂げれば更なる税収確保のために景気が良くなる必要があります。
政権交代を契機に国のあり方を根本から再構築するしか有りません。
秋のなごりに posted by
(C)違いがわかる男