日曜日は紙面もTVも概ね政治一色で、
特に近くあるであろう衆議院の解散総選挙に集中します。
既に興味のほとんどは石原前都知事が中心の第三極グループの事で、
あのジイサンは既に100議席ゲットと言う景気の良い話をしています。
理想どおりになれば自分の主義主張が錦の御旗とでも言いそうで、
ボロボロに届かなければ有権者の意識の責任にしそうです。
今の世の中、特に我が国は一気に良くなる事などありえません。
悪化は加速するのに大したエネルギーは要りませんが、
良くなる事は本当にエネルギーが継続的に必要になります。
そんな事はもはや当たり前であり、
簡単に現有システムを無くすような話は詐欺の類です。
不思議な事に政治に関しては詐欺は成立しませんで、
それゆえに絵に描いた餅のリアリティを競う事になります。
前知事が受け取る予定の退職金や付随する年金などは、
全て現有システムで決められた事に準ずる金額のはずで、
この事は否定したりしないでしょうから
前知事に限らず国を変えると言う主張の持ち主の多くは、
自分たちの分け前については思想の外に置き去りです。
何時の時代も直ぐに悪くなっても良くなる事は非常に困難です。
良い波の後は何時まで続く引き潮かと思うことでしょう。
政治のリアリティの本質はこんな所であり、
覚悟が無い民族は常に結果を疎んじる事しか出来ません。
それでも世界のトップレベルであり続けているのですから、
我が国のポテンシャルは相当な物と言って良いでしょう。
ちょとずつ悪化しているのが分かりにくいだけです。