冬休みも終わって、短い三学期に突入して学年が変わりまして、
新しいギアに切り替わるような子供たちにとって一年最後の三ヶ月です。
新政権下で新たな予算作業が始まっています。
野党暮らしで出番の無かった自民党税制調査会が稼動し始めました。
税制のドン故山中貞則調査会長をして、
「政府税調は軽視しない、無視する」と言う有名なセリフの通りで、
政府税調の仕事は有って無いかのような存在になり下がそうで、
自民党政治の悪しき象徴のようなものですが、
彼らに言わせると「スピード感が大事」などと言います。
本当にスピード感が求められる医療や福祉は関係ありませんで、
諸般の事情と優先課題の取り組みの二重基準が横行しそうです。
フランスで富裕層に掛かる税金を逃れるかのように、
他国に国籍を移す動きがあります。
確かに目立ちますしニュースになります。
その事を持って我が国でも富裕層への課税に、
消極的になるのが正しいかのような論調が発生します。
言うまでも無く、我が国とEU諸国では政治に対するスタンスが違います。
政治家の透明度は申し分ありませんし、
予算を貪るような公共事業も全くレベルが違います。
直接税と間接税のあり方、考え方もシステムとして見習うべき内容です。
最も見習うべきは国民・有権者のスタンスで、
司法・立法・行政に関わりあう覚悟と努力が違いすぎます。
ですので、自分たちの努力の足りなさを嘆くようにならなければ前進しません。
この先、負担が増える事は間違い無さそうですが、
飢餓や内戦とは無縁な国家ですので、
かかる負担とするべき努力を有権者が自覚することで良い方に進みます。
簡単なわけはありませんし、不平不満が噴出しますが、
そういったもろもろが、是正されるためには、時間が掛かりそうです。