休刊日はさすがに連休とは行きませんので、
たった一日でも休めることで休刊日が役に立てば何よりです。
毎日新聞の近聞遠見なるコラムがありまして、
岩見隆夫翁が持論を展開する老人コーナーと化しています。
今回も長老2人名指しの憂国と題して、
国士として紹介された方々は紛れも無く老害の急先鋒です。
分かり易い老害のメンバーですので、
そう思って見ると本当に分かり易くて国士といわれて恥ずかしくないのが見事です。
リンクはしましたが、新聞のコラムというよりジイさんの茶飲み話です。
我が国が誇る世界レベルの産業の多くが外国に出て行き、
農産物のほとんどは票目当ての補助金漬けで国際競争力はゼロに近く、
社会保障や税制の偏向は支配階級と役所のシステムを支える仕組みになっていて、
その仕組みを作らせた張本人たちが国士なら岩見翁も老害の片棒です。
もちろん有権者や在民の責任は少なくはありませんが、
富裕層を底辺で支えざるを得ないポジションで責任を果たしています。
意識するしないと言う事は抜きにしての責任ですが・・・
コラムで紹介された国士の方の中に身内を後釜に置く事で、
かの国の元首と同じ目線・価値観と言われても仕方ない人物も居ますので、
こう言った方々が表向き一線を退いても、
院政を布くような話で憂国などと言えるのが片腹痛い気がします。
しかし、年をとると言うのはこういう事なんだなと思えば腑に落ちますし、
蝕まれ、枯れてゆく国のダニを国士と持ち上げるのも平和のなせる業でしょう。
世が世なら切腹して果てて当然の人物だったりしますので。