それにしても一直線の株高にも関わらず、
対ドルの円相場がなぜか100円を越えられませんで吹き出しそうです。
最初、100円を切って80円まで一直線に円高になって、
次に円安に振れた時は一気に120円まで戻したはずです。
それほどまでに100円は象徴的とも思えません。
なにか起きたら一気に円高に振れそうな気がしますし、
そのようなトレンドなんだと言うことなのでしょう。
最近の10円以上の円安で輸出産業は活況を取り戻した感じで、
冷水を掛けられるような政変や金融不安の波が怖くて仕方ない日本経済です。
我が国はご承知の通り、武器輸出をしない国ですので、
数を頼みに作り続ける自動車や家電と違って、
武器は単価が高く、まあ儲かる訳でして、
世界のGDPトップ10で輸出しないのは我が国ぐらいで、
あの北朝鮮でも20位以内にコンスタントに入っています。
出来ないからと言ってもちろん悪い事などありませんで、
アメリカのように武器を売らんがための紛争に関与する必要がありません。
放火して消火するいわゆる「マッチ・ポンプ」のような、
恥ずかしい国にならずにならずに済んで今に至ります。
こういった事が良くない・売るべきだと言う勢力が存在しますが、
消火のタイミングと規模を間違えると、
アメリカのように何時果てるとも分からない恐怖に怯える国になります。
尖閣諸島の領海侵犯を見ても分かるように、
自慢の兵器をどちらも使う事が出来ませんで非常に滑稽です。
滑稽ですが、使うようになったらおしまいですし、両国共よーく分かっています。
円安・高性能を背景に武器輸出に乗り出したら、
真っ先に難癖をつけてくる国が見えてきてこの問題の本質が分かります。