イキナリ初夏を飛び越して夏になったかと思うような天気でして、
気温がドンドン上がって行き、ニュースでは熱中症の注意喚起をしていました。
日経の中ほどの特集で、牛を担保に資金調達したという記事がありました。
リンク先のネットの記事は会員限定ですので最後まで読めないかも知れませんが、
連帯保証人、一辺倒だった金融筋も、動産を担保に貸し出しする事で、
金融緩和などで資本が流動化しつつあるので、
安倍ノミクスのお先棒になるかの如くの新たな取り組みです。
動産の担保は貸す側にとっても実に良い事でして、
不動産や保証人と違って動産となれば実に多岐に渡りますので、
担保価値としての査定や販路など銀行屋から銀行家になれる又とないチャンスです。
資本投下として最も王道と呼んでも間違いないでしょうし、
貸す側のスタッフから仕事の案件を切っ掛けに起業家が出る事もありうるでしょう。
我が国はあまりにも保証人と言う安易な拠り所に偏りすぎて、
利益を生むべき人間関係を破壊する事に無頓着すぎまして、
銀行が金融屋に成り下がり、コミニュティの衰退を加速させるだけでした。
本来、金利が仕事の範疇ですので、
不当なまでに不動産担保を低く見積もったり、
貸し渋り、貸し剥がしなどのダーティーなイメージが付きまとうだけでも汚点ですので、
産業や事業の後押し、育成といった銀行業の有るべき姿に近づきました。
この際、連帯保証人制度の運用指南ではなく、
制度の完全撤廃で市中金融に至るまで金融業の健全化を目指すと、
安倍ノミクスの値打ちも上がり景気の下支えになると考えます。