稲の箱を高く積んで走り回る軽トラを見なくなりまして、
ほとんどの田んぼの田植えが終了したような雰囲気です。
政府の諮問機関である社会保障制度改革国民会議で、
将来の公的年金の需給開始年齢の引き上げの意見が多数だったようで、
この会議に参加される方で国民年金のみで暮らしを立てる人は皆無でしょう。
客観的に見れば需給年齢の引き上げは分かり易いのですが、
徴収制度に始まり、年金の三段階での構造など、
従来から問題視されてきた事が最優先であるはずで、
不正受給に象徴されるようにキチンと払い、需給まで我慢するのがアホらしくなります。
制度そのものは間違っていませんが、
あまりに極端な公務員のための制度のお手盛り加減を見るに至っては、
我が国は社会主義が資本主義をコントロールしているように思えます。
公的年金は先進国の証であり、真っ当な国のあり方その物ですので、
制度の穴があれば塞ぐのが当然であり、
穴を開けて貪る輩に鉄槌が下る環境が整い受け入れられる事が大前提です。
私などは間違いなく需給に与ることなく寿命を迎えそうな気がしますので、
人生の終わりに差し掛かり、賭けのような制度が立ちはだかり、
少しずつゴールが逃げていくような制度では先進国の名が廃ります。
まずは現行制度の不備と公的年金の一本化が急務です。
上乗せを自己資本において準備、補填の制度を充実するのが王道です。
国民年金が既に何年も前から破綻しているのは明白ですので、
自民党時代の小沢さんも言っていた現行の賦課式ではなく、
北欧に習って税方式に切り替えて制度の安定を図り健全な管理が必要です。
今の国民年金は上部の公務員のためにあるような制度でして、
国会議員の多くがこの制度のさらに上で胡坐を書いていますので、
現行賦課式を続ける以上、需給開始年齢を８０歳にするしかありません。
そのあたりも含めて簡単に需給年齢の引き上げなどと言う訳です。
