先月は日本の株式市場が乱高下して、
一喜一憂はもとより、世界的にも注目を集めるような月でしたので、
今月は一転動きが少なくなるか、更に乱高下の月になるか注目です。
日経に世界初の水素発電所の実用化という記事がありました。
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こういった発電こそ我が国が手がけるもっとも得意な部門と言えるはずで、
原発のように誰も後始末をやろうとしないイカサマ発電と違って、
キッチリ技術的に追い込めるプラント輸出も歓迎されるはずです。
経済産業相は老朽原発の廃炉の費用について、
電気料金に上乗せする方向だと言いました。
美味しいところが無くなって厳しいツケを払わされる格好ですので、
簡単にそうしましょうとは行かないはずですので、
この先の政府の考えを見守りたいと思いますが、
福島以後、コントロール不能に陥った教訓が全く生かされていません。
実に残念でこの先の我が国の浮沈に直結する案件ですので、
新規着工は許さず、順を追って廃炉にするのが正しい道です。
原発の使用済み燃料処理経費のほとんどを国が肩代わりしていて、
稼動させれば電力会社は一気に負担が減りますので、
温暖化ガスの排出に貢献できると言いますが、
厄介な経費は押し付けて自分たちの立場でしか成り立たない計算です。
今回の水素発電や太陽光、液化石炭発電など、
原子力の前に行うべき事が山積していますので、
国は原子力行政の見切りを考えるのが。
この国にとって正しい成長戦略になると考えます。