多趣味な男の秘密基地

今週は梅雨らしくない天気が続いていますが、
週末には崩れるそうで、来月の今頃まで予報を気にしながらの生活になりそうです。

文部科学省は現行の大学入試センター試験を５年後に廃止して、
到達度を重視し、何回かに分けた試験内容にしたいのだそうです。

我が国の教育の仕組みは大学入試に合格する事が最終目標でして、
そのための、高校、義務教育課程と言っても差し支えありません。

大学に入学する事と卒業する事はかなりの部分で差異があり、
入り口が広く、出口が狭く限られた諸外国と大きく違う部分です。

我が国の場合、入試に全精力が注がれて、
パスするための技術の習得が小学校から行われていると考えて差し支えありません。
ですので、学力と乖離していたり、コツの習得のような学習になります。

良いとか悪いと言う問題ではありませんで我が国の特色でして、
明治以来続く伝統と言い換えられますし、根っこの部分は変わりません。

ですので文科省の考え方として高校までは全国統一で良いとしても、
大学は出口が狭い学校があっても良い筈で、
最終的に業績が上がれば良しとする考え方で行くべきです。

この事は随分前からあらゆる著名人が言ってますので、
国としては予備校が役に立たなくなるような制度の構築を目指すべきです。
と言ってもさほど変わる事もないでしょうし、学歴は重要な指標であり続けます。

客観的な価値観ですし、目標に置き易く登山のような過程ですので、
受験生にとっても楽なのかも知れませんし、
立派な大人が知識と教養を養うような社会人大学の創設なども考えて頂きたいです。