ちょっと夕焼け茜雲でしたが、ま・晴れ渡るような事にはなりそうにありません。
倉庫の床は例によって浸水していましたので、地面は相当水が溜まっています。
隣の空き地は選挙期間中は候補者・政党の格好の演説の場所になります。
自民党の候補者が演説をする際は近所からゾロゾロ集まります。
今回の都議会議員選挙において日本共産党の躍進振りが際立っていまして、
その事に勢いを得たかのようにまるで第一党になったかのような演説でした。
中道から左派の政党は歴史的役目を終えたかなと思っていましたので、
今回の都議会での議席数の大幅増加はエンディングをチョイ伸ばしました。
この事が反って政党と支持層にとって不運な事になりそうな気がします。
紙面にも3候補が並んで載っていまして、
自民党の候補は選挙費用の節約に勤しむ事は間違いありません。
たぶん開票速報の一発目に当選確実が出そうです。
その当確候補の演説の中に、
「農産漁業の振興を命がけで遂行致します」
と言う事なのですが、この決まり文句は左右どちらの候補にとっても常套句です。
たぶん全国でも似たような話です。
ですので国民のほとんどは半世紀近くウソに付き合ってきた訳です。
この先も同じような事が繰り返され、最後の一人になるまで変わらないでしょう。
この事に気が付けば何も政治家だけが悪い訳ではなくて、
先ごろ逝去された弁護士の中坊公平さんの言っていた、
「観客・民主主義」という事が実によく分かります。
自分の事でありながら、
誰かが上手に自分たちの思うような事をやってくれるはずだと言う事です。
デモをする必要はありませんがキチンと論じる風土が既に失われ、
マスコミ誘導のような選挙が繰り返され、民主主義の形がゆがんでいきます。