年末恒例で、社会現象を風物詩のように圧縮したかのような、
清水寺での漢字一文字が「輪」になりました。
未だかつて、美しいな~と思った事はありませんが、
年に一度お目にかかる住職のパフォーマンスに、
国民一同、締めくくってもらった気がします。
輪の関連人物の一人として都知事が上げられると思いますが、
皆さんご承知の通りお金を変なところから借りて火ダルマになっています。
この方、私がかつて持っていた「ラストニュース」というコミックの原作者で、
政治の一面を分かりやすく表現していまして、興味深い作品でした。
それだけに残念で仕方ありませんが、
長きに渡った副知事時代から段々思い上がった感覚になってきたと思われます。
それにしても漢字というのは実に便利で、
アルファベットが太刀打ちできるようなステージではありませんで、
表意文字ならではの、推して知るべしで、見て書いて美しく魅了されます。
清水寺のパフォーマンスではいつも、墨が下方に垂れて、
縦に読む文字なのだと言わんばかりの垂れっぷりです。
今のところ、新聞も縦書きが当たり前でして、
コラムによっては横書きがあったりしますので、
いずれ横書きも当たり前になるかも知れませんが、
美しい文字文化が消えてなくなる事は無いはずですので、
これからも見ていて気持ちが落ち着いたり優しい気分になれるような字が選ばれて、
良い一年だったな~って気分で締めくくられるような字の選定になりますように。