いよいよ年も押し迫り、明後日、水曜日は新年になります。
とにかく月日の早い事に置いてけぼりになりそうで、
確実に体力とか記憶力などの力が減衰していくのが自覚できます。
TBSの放送で、4年前に亡くなった筑紫哲也さんを偲ぶ番組がありました。
第一次安倍内閣が頓挫、交代した時期にギリギリ報道フロアに居たようで、
今日の展開はあの頃のアナリストや識者の誰一人も予測しえなかったはずで、
それだけに惜しい論客を失った事は国民にとっては実に不幸です。
しかし、もう4年なんだな~と言う気がしましたし、
保守・革新、共にタレントのような識者や評論家も減っていく一方でしょうから、
事あるごとに詳細が分かりやすく説明され、
国民はいつもの事のように付和雷同し寄らば大樹の陰は変わらないでしょう。
価値観は金額と有名の度合いによって比べられ、
一早くトレンドを掴んだものが、寡占していく流れが受け入れられるはずです。
それだけに筑紫さんが生前言っていた
「少数派を怖れるな」と言うのは現代人にとっては困難な壁になります。
この事は現代人というより日本人なのかも知れません。
付和雷同もポジティブに考えればチームワークですので、
今の科学・産業技術立国の礎と捉える事も間違いではありませんが、
勝ち続けている分には効果を発揮しますが、
落ち目になった時に維持能力の負荷に耐えられなくなってる気がします。
この先、暫くは近隣諸国との軋轢と摩擦に神経質にならざるを得ませんから、
インチキな原発行政などをキチンと精査できるようなシステムと、
在日米軍の国全体での負担のあり方を考えざるを得なくなりそうな気がします。