世知辛い話なのが、大阪市の文楽協会への補助金の減額が決まりそうな話です。
入場者数が目標に達しないので補助金のカットに踏み切るだろうと思われます。
ま、その通り減額に踏み切るようでしたら
橋下さんは首長としても日本人としても風上に置けない事になります。
減額で得られる事よりも失う事の方が遥かに多く、
都構想そのものも単なる思い付きで東京の面当てのような感覚に思えます。
まず、文楽を単なるエンターティメントとして考えに載せる事が誤りで、
世界に冠たる我が国の文化であり舞台芸術に他なりません。
人間国宝として活躍されてる方も少なくありませんで、
大阪府が補助金を出す事で永続可能な環境だとすれば誇るべきであり、
本来なら国庫で行なわれて然るものと考えるべき存在です。
この問題に限らず真っ先に減らすべき対象は無視される事が多く、
多くの無駄が増長して今日の事態を招いている事に気づくべきで、
外郭団体やNPOなどの総点検を行なって、それでも芸術・文化は野に置くべきです。
文楽のように歴史と一体化した存在は、
吉本と同じような感覚で計るべきではなく、
入場者数の数を増やす努力は補助金を出す側も考えて当たり前です。
目先の数字で魂をないがしろにするような人物が愛国心を語ってはなりませんので、
今後の発言は何処か別の国の人物がしゃべってると思う事にします。