本日の日経一面はソニーのパソコン事業の譲渡記事でして、
まだ決まった訳ではないのですが、ファンドグループでVAIOブランドの譲渡のようです。
パソコンもスマートフォンやタブレットに押され、
展望として過去のような売り上げが見込めないようですが、
買う方も展望が見込めないようなモノを喜んで買うとも思えませんから、
簡単に売りました・買いましたと言う事には成らない筈ですが、
譲渡先のファンドグループも次の一手の心当たりがあるのかも知れません。
ソニーは世界トップの半導体事業を展開する企業ですので、
半導体の供給元として確固たる存在であり続けるために、
製品販売の事業としてパソコンは見限った事になるような流れで、
確定では有りませんが、不採算事業の見直しに加速が付くのは間違いありません。
同じ本日の紙面でパナソニックとシャープの業績アップも報じられて、
パナソニックの株価は上昇し本日の株価の押し上げに寄与しまして、
シャープも主力の液晶パネルが好調のようで、
手放しとは行きませんが最悪期からは脱出できたようです。
世界一の技術さえ生み出せば安定していた我が国の製造業も
見直しと縮小で身の丈を必要以上に削った感もあり、
企業もあらためて生産性と収益、市場の要求に、
攻めと守りとの両面のスピード感が問われ、
ついていけない部門や企業が脱落していく事になりそうです。
この先、買収や提携、協業など水面下で活発になりそうですので、
色々なニュースや憶測が時代を象徴しそうな感じです。