建国記念の日なので各地で色々な催しがありまして、
右と左で思うところを叫ぶのが通例で、この日の、この国の光景ですが、
私などは愛国者としての自負がありますので、他の方法がある発電事業で、
何千年も住めなくなるような、発電方法は愛国者は選べない気がします。
来月は3年目の3・11になります。
NHKのAMラジオ放送で山口は1377khzで聴くのが教育放送でして、
たまにツボにはまるようなプログラムに出会います。
午前9時半から「赤毛のアン・青春編」を
市原悦子さんの朗読で毎日放送しています。
名作中の名作で、何人もの方が翻訳されている偉大な小説で、
間違いなく世界中にファンが居る事でしょう。
教科書で出会って本を読んだり、アニメや実写の映画も見ましたので、
30年以上のお付き合いですが、
最初はアンの目線で、カナダの美しい自然を想像しながらでしたが、
いつの間にか、養父のマシューやマリラの視線で赤毛のアンと向き合う感じです。
兄妹でもあるマシューとマリラの話の掛け合いも実に素晴らしく、
あんな風に会話が出来て思いやる人間としての魅力に物語の奥行きを感じます。
市原さんの語りは日本昔話と全く変わらないのですが、
グリーンゲイブルスの風のささやきとしても違和感なく聴くことが出来ます。
物語の全面に表れる我が国には無い様なドライな感覚に包まれて、
あまり宗教観に縛られない自然との生活スタイルが要所要所で表現されています。
良い悪いと言うのではなく肌触りの良い気持ちよさが身上の物語です。
見事な朗読のお陰で名作の文章の美しさにリズムが乗って響いてきます。
なんとなく、あのマララさんも読んでいるのかなって思いました。