将棋の王将戦、第四局は挑戦者の羽生三冠が勝って、2勝2敗のタイに戻しました。
スケートの金メダリストは同じ字で羽生をハニュウって読みますんで、
漢字文化ならではの事でアルファベット文化圏では起きない話です。
まだ本決まりではありませんが課税額や交通違反などの行政処分に不満がある場合、
異議を申し立てられる行政不服審査制度を、申し立て期間を三ヶ月に延長し、
処分に関係していない職員が審査するなど公平さを高めるほか、
審査結果が妥当か有識者がチェックする第三者機関も設ける予定だそうです。
今国会で行政不服審査法改正案が可決すれば、
1962年の制定後、初めての全面改正になる運びだそうで、
50年以上放置されてきた制度がようやく見直されるようです。
役所にクレームをつけて簡単にひっくり返るような事はまずありませんが、
納得するまで制度として仕組みが存在する事は正しい事で、
主権在民の民主国家としては不服の起きないように一層の努力が求められます。
不服申し立ては2011年度に国と自治体に合わせて約4万8千件あるそうで、
件数分のあきらめられない思いが垣間見られる数字です。
この制度の利用者が居なくなる事が、この制度の目標ですので、
上がってきた参考意見を見直しの材料としよりよい社会生活に役立てて頂きたいです。