2019年のF1GPが始まりまして、
復帰以来、気になってるホンダが、
今シーズンからレッドブルとトロロッソの
2チーム4台にエンジン供給になりました。
レッドブルは言わずと知れた強豪チームですので、
ホンダとしてもマクラーレンの悪夢を払拭し、
エンジンサプライヤーとして存在感を見せ付けなければ成りません。
嬉しい事に今シーズンはいきなり3位表彰台ですので、
期待せずにはいられなくなりました。
中国新聞のコラムで「Hナンバー」なるものの記事がありました。
ドイツにおける自動車のナンバーの末尾にHが付くナンバーでして、
車歴が30年を越える国産車に審査を受け合格したら与えられるナンバーでして、
整備や手入れが行き届いて改造されて無く現役などと言った条件があり、
Hはヒストリーであり、自国の産業機械の優秀さを体現するとされ、
認められばナンバーが交付され税制、仕様環境の優遇が付与されます。
長く乗り続けると懲罰か嫌がらせのような、
税金の割り増しが課せられる、わが国とは対照的な制度と言えるでしょう。
資源の無い産業立国として似たような境遇ですが、
志の違いがハッキリ分かります。
ドイツが正しいとまでは言及しませんが、
昨今、物造り立国と言う掛け声を聞かない日は無いぐらいですが、
精神に至る過程で社会の価値観との両輪が機能していないように感じます。
ドイツの例では細かく決められている税制により、
Hナンバーは税制が単一ゆえ車種によっては増税になる事もあり、
あえて申請しない人も三分の一程度いるそうですが、
あくまでもユーザー本意であり、
自国の産業機械を所有、誇りを持って使う事こそ豊かであると考えます。
わが国の自動車産業で生活している者としても、
長く使って頂く事はマイナスにはならないはずですので、
このような考え方もあると知って欲しい気がします。