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テーマ:今日のカンボジアって?(524)
カテゴリ:シェムリアップの日常
私のカンボジア滞在も3年2ヶ月が経過した。あっという間の3年だった。
カンボジア語も、3年勉強した分はできるようになったと思う。 少し話せるようになると、カンボジア人たちとの話題のねたがだんだんつかめてくる。 まずカンボジア人がよく会話の最初に使う話題が「あなたご飯食べた?」である。これは会話するきっかけとして私もよく使う便利な表現だ。とりあえず食事の話題さえしておけば、会話を始めることができるからだ。 「あなたどこに住んでいるの?」これも便利な表現だ。ここまでは日本人同士でも話すことだ。しかし「家の家賃はいくら?」または「家はいくらで買ったの?」とすかさず突っ込んでくる。「家賃は50ドルだよ。」と答えると彼らは「高い!」と言う。そして私から質問する。「君の家の家賃いくら?」「25ドルだよ。」こんな感じである。 そしてカンボジア人が日本人と話しているとよく聞かれることは、「あなたの給料いくら?」である。これはよく聞かれる質問だ。そもそも日本人同士でこの質問は大変失礼だ。しかしカンボジア人にとってはまったく失礼な質問ではなく、話し相手に対して個人的な関心を払っている証拠であるようにさえ見える。 私もカンボジアに来て最初はそんな質問には答えたくなかったが、今ではその質問に慣れてしまい、「僕の給料は○○○ドルだよ。」と答えている。そして私も彼らに質問する。「君の給料いくら?」「40ドルだよ。少ないでしょ。」こういう話題でも、少しも失礼には当たらない。日本人だったら恥ずかしくて言いたくないようなこういう話題でもカンボジア人たちはまったく気にしていない様子だ。それにしても、私もこういう話題を気にしなくなってきているということは、自分がカンボジア人化しているということか・・・。 最後はやはり「妻はいるのか?」という質問である。「まだいない」と答えると、「カンボジア人と結婚したいのか、それとも日本人とか?」「カンボジア人と結婚しろ」となる。正直言って、こういう話題には結構うんざりしている。確かに、カンボジア人女性にはきれいで魅力的な女性がいる。 私もカンボジア語がある程度できるようになったから、コミュニケーションにはそれほど不自由ないかもしれない。しかも3年もカンボジアにいて、カンボジア人の習慣や食生活をある程度理解しているから有利かもしれない。しかしそれでも、カンボジア人と結婚するのは慎重にしたほうがいい。 なぜなら結婚したことでどんな変化が待ち受けているか、よく考えなければならないのだ。 たとえば、貧しい家庭のカンボジア人と結婚したら、カンボジア人の親戚たちからお金をせびられる。その数も半端ではないのだ。「あなただれ?」っていう、遠い親戚たちが毎月のように家に押しかけてきて、「家が貧しいから、お金ちょうだい」と迫ってくることがあるのだ。 そしてお金を渡さなかったら、「けち」という称号を授かることになる。 「日本人なんだからお金あるでしょ」と言うわけだ。しかし、カンボジアで働いている日本人の給料なんて日本で働いている人に比べてはるかに少ない。その中でそういった親戚たちとうまくやっていかなければならないのだ。 そういうわけで、そういう悲惨な光景を目にしたことがある私としては、たとえカンボジア人と結婚する可能性があったとしても慎重に、と考えざるをえないわけだ。 今日午前8時50分のバンテアイスレイホテル前。きれいな青空だ。 警察署の前の並木道。大きな木々が涼しい陰を作り、さわやかにする。 コンビニ、スターマートの前。ホテルからバイクで3分という近さにある。 今日午後6時40分。今日も1日晴れで快適だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月29日 14時52分45秒
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