日本政府は、国家運営の迷走をナショナリズムで埋め合わせしないで欲しい。
日中友好団体「困難なときこそ中日民間交流が必要」 人民網日本語版http://j.people.com.cn/94473/7185498.html中国メディアは、自国に不利な情報は流さない傾向にあるのは確かだ。(デモなど、国内紛争の報道はあまり見かけない)けれど、韓国を経由して流される情報を通じて、私たちは日本のメディアが書きたてるほど、中国政府は日本を敵視していないと感じることがある。尖閣諸島後のレアアースの問題にしても、すぐに担当部門(商務省?だったか)が否定の声明を出したと報じられていた。このような現象は、時期総書記に最も近いとされる人物が、太子党の子弟という現在の中国の状況を反映していると考えられる。おそらく、建国後はじめて表立った権力闘争なしに総書記の座に着いた胡錦濤も、日本と戦争をする気は無いだろう。単に、自国の領土が瓦解するのを食い止めるために、日本を利用して国内世論をコントロールしていても不思議は無いし、そのように利用されることを想定せず、反目を続ける日本政府の態度も外交態度としては、幼稚なのではないか。友好条約を結び、中国の改革開放を後押しした頃の関係性が、いまや断絶してしまったかのように見えるのは何故だろう?日中国交正常化は、夢だったとでも言うのだろうか。