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カテゴリ:ご陽気な日常ネタ
後輩のIちゃん宅へ遊びに行った。
ちょうど1年前、私を「掴まり棒」にしか思ってなかった子供も、もうすぐ2歳とあって、私を「人間」と認知してくれたようだ。 懐いてくれるのは嬉しい。 だが、困ったことに、幼児教育の「こどもチャレンジ」のキャラクター・しまじろうと体操のお兄さんが踊るビデオを延々と見せられては、一緒に踊らされるのだ。 踊るのをやめて座ると怒る。母であるIちゃんが叱咤するが、子供はそんなん知ったこっちゃない。やりたいっつったら、やりたいのだ。 しかし、さすがにビデオ3回目になるとキツイ。 そんな時は、ボールを向こうの部屋まで投げて、「取ってこーい!」と指を差す。無邪気な子供はキャッキャッと笑いながら、ボールを取って来ては私に渡す。 「よ~しよしよし!」 ムツゴロウのように頭を撫でて(舐めたりはしない)、またボールを投げる。 「ベン(うちの愛犬)より賢いな」 などと言いつつ私が芸を仕込んでるのを見て、Iちゃんが何て言うか、ふと気になった。見ると、笑っている。 「これで疲れて、昼寝してくれたらええわ~」 おいおい、その前に、我が子を犬扱いされて腹立たんのか?(笑) さすがに20回ほどすると子供も飽きたのか、またビデオをいじりだした。 「うわ! 勘弁してや!」 と、逃げようとすると、映ったのは体操のお兄さんではなく、歌のお姉さんだった。 独特の発声と笑顔で歌い出す。よく引き攣らないで微笑み続けられるもんだ。 「い~と~まきまき、い~と~まきまき、引いて引いてとんとんとん・・・」 久しぶりに聞くなぁ・・・と、子供が手拍子している横で耳を澄ましていた。 「で~きたできた~、小人さんのお靴」 ・・・え!? 「どうしたん? Nishikoちゃん」 頬杖から顔を上げた私のリアクションに、Iちゃんが反応した。 「糸巻き巻きでできるのは、小人さんのお靴なん!?」 「そうやで」 「嘘ぉ」 「何やと思ってたん?」 「・・・子豚さんのパンツ」 「何でやねん!!(笑)」 Iちゃん家でこの歌を聞かなかったら、子豚さんのパンツを作ってると、生涯疑わなかっただろうな、うん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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