実は、ちょっと前からケースワーカーに転院の話をされていた。
長期入院が避けられない患者には、どこの病院も3ヶ月を過ぎると、こういう話をしてくる（保険点数が安くなって、儲けにならないのだ）。
母の場合、医療病棟→リハビリ病棟→介護病棟へと移動して、合計9ヶ月。介護病棟へは3月からなので、5ヶ月いたことになる。
そろそろだろうな、と思ってはいたし、先に次の病院（リハビリ型と療養型）リストももらっていた。

リハビリ型か療養型か、どっちを選ぶかかなり悩んだ。
今のB病院では、まだ全介助であるにも拘らず「治癒に近い状態」という見方だ。勿論、何処まで回復するかは誰にも分からないけれど。

で、考え抜いた挙句、療養型病院を選んだ。
リハビリ型病院よりは、リハビリの回数は格段に少ない。
けど、理学療法士の話を聞くと、母はリハビリを嫌がるらしい。右手をぶんぶん振ったり、首を左右に振って、拒絶の意思表示をするとか。
だからといって、しないわけにはいかないのだが、苦痛ならば可哀想にも思える。
それに、リハビリ型病院は、患って2～3ヶ月以内限定・・・なんてのが多い。それを過ぎると、回復の度合いが桁外れに悪くなるんだろう。
病院で知り合った人が奥さんを転院させようと思ったが、倒れて半年以上経つからという理由で断られたらしい。
母の場合、もう9ヶ月になるから到底無理だ。

全てにおいて、ゆっくりさせる方がいいのかもしれない・・・そう思った。


今のB病院は、自宅から車で片道30分。結構、しんどかったりするのだが、実は、自宅から徒歩で10分ほどの場所に、築5年の療養型のD病院があるのだ。
ベッドの空き待ちが多い人気の病院で、入院は地元優先、医師とケースワーカーとの面接を経て決まる（勿論、病状によっては受け入れ不可の場合もあり）。
今のB病院のケースワーカーに紹介状を用意してもらい、とりあえず送付してもらった。

そうこうしてるうちに、B病院のケースワーカーから連絡があった。
「D病院にお母様の病状をお伝えしたところ、基本的には受け入れOKの返事をいただきました。
　費用等のお話もありますので、D病院のケースワーカーにご連絡していただけますか」

おおお、面接前に受け入れOKですか！！

で、バタバタしてたこともあって、それから1週間後の9月1日（金）に連絡を入れ、翌日の今日、面接となったのだが。


・・・D病院は、非常に好感度の高い病院であった！！＾＾


前のB病院でも、一部を除いて医師や看護師はみんな良い人ばかりだった。ヘルパーさんにも、とても感謝している。
けど、B病院は古い上、狭い部屋にベッドが8床入っていた。隣との間隔が物凄く狭く、かなりの圧迫感だった。窓も小さく、窓際でなければ陽の光を感じることは難しい。

ところが今度のD病院は、ほぼ同じ大きさの部屋に、ベッドは4床のみ。
窓はテラス型で大きく、出入り口側（ローカ側）でも光が当たり、ベッドを起こせば遠くの景色が眺められる。高台に建っているので、上階に行けば行くほど眺望はかなり良い。しかも、地元の見慣れた景色となると、母の脳にも良い刺激になると思う。

そして、そして・・・・・・！


長くなるので、続く～＾＾