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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:母のこと・介護
さて、9月2日にお話したように、自宅近くの綺麗なD病院に転院を打診した。 今までのB病院に比べて病室の環境が格段に良く、これは母に少なからずプラスになるはず。 そして、そして・・・D病院のケースワーカーと更に詰めて話してみると、何とっ! 私にとっても、万歳したいぐらいの嬉しい要素があったのだ!! それは・・・・・・、 入院にかかる費用が全く違うのである!!(これ、とっても重要) 最近はどこの病院でも、タオルや病衣(室内着)等を強制的にリースさせるのだが、そのお金が馬鹿にならない。 介護保険とリース代金、合わせて10万円近いお金が、黙っていても毎月飛んでいくのだ。 (介護保険対象外の治療を受けると、通常の医療保険からも請求されるので、更に負担増) 特にB病院のリースは絶対で、介護病棟では一切の持ち込みが不可だった。 「月々、こんなに払えません」 と、一部持ち込みを交渉しても、 「でしたら、毎月半額を収めていただくという方法も・・・」 という返事。 要は支払い回数が倍になるだけの、ただの分割払いだ(金利・手数料は発生しないけどさ~)。 リハビリ病棟にいる時は一部持ち込みが許されていただけに、何とも納得のいかないシステムだった。 だが、今度のD病院は必要最低限のものだけがリースで、あとは週に数度の引き取りさえ怠らなければ、持ち込みは許可されているとのこと。 B病院で月々4万円近く払っていたリース代金が、D病院では1万円程度になるのだ! はっきり言って、母の入院にかかる費用は生計を圧迫していた。少しでも安くしたい。もうカッコなんてつけてられないのである。 「入院は、いつ頃がご希望ですか?」 D病院のケースワーカーに聞かれて、私は身を乗り出して即答した。 「1日でも早く!!」 すると、何という幸運。 「現在、ベッドがすぐにご用意できますので、明後日の月曜日には可能です」 「おっ・・・、お願いしますっ!!」 「B病院さんのご都合もありますが、ご家族としては何時頃がよろしいですか?」 「いつでもいいです! 合わせますっ!!」 かくして、今日の午後2時に転院することになり、母を先に搬送してもらって、私はB病院でお世話になった方々にお礼を言いに行った。 ヘルパーさんに「寂しいわぁ」と言われ、看護師の女の子達も別れを惜しんでくれて、何だか急にしんみり・・・。 介護病棟を後にすると、どういうわけか、普段は滅多に会えないような(タイミングが全然合わない)レアキャラ扱いの理学療法士や医師にバッタリ出くわして、お世話になった大半の人にお礼が言えた。 D病院にすぐに転院できたのと同じくらいラッキーである。 そして、そのままD病院に移動、新しい主治医と看護責任者、ヘルパーさん等と話をした。 主治医はフレンドリーで、とても話しやすい人だった。 「何かあれば、いつでも相談して下さい」 と、にこやかに言ってくれた。 看護責任者の女性は元気なタイプの人で、 「さっき、お母さんに声をかけたんだけどね、"Nishiko母さ~ん"って呼んだら、 口をパクパクさせたり手を動かしたり・・・返事しようとしてくれてたのかなぁ?」 と、母についてのいくつかの質問の後に笑顔で話してくれた。 「話し好きだったので、今もきっと、話したくてしょうがないと思います」 と、答えると、 「声が出るといいね~、もうちょっとで出そうな感じがするんだけどな~」 と、力づけてくれた。 これから入院も長期に亘ると、多少は不満を持つこともあるかと思う。 けど、新しい病室にいると、今までのB病院よりも時間がゆったりと流れているような気がして、私もかなりリラックスできるのだ。 費用面も楽になったし、今までよりも更に頑張れそうである^^ 最後まで読んで下さって、有難うございます。
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