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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:母のこと・介護
母が転院した翌日、ティッシュ等の補充のために、母の病室を出たり入ったりしていた時のこと。 看護責任者のMさんに呼び止められた。 何かと思えば、 「お母さん、B病院で口腔ケアしてもらってた?」(※歯ブラシや布で、口内を拭ってもらうこと) 「はぁ・・・、一応、してくれてたみたいなんですけど」 私がそう答えると、Mさんは難しい顔をして首を傾げた。 「口の中、凄く汚れててね。いろいろこびりついてるのよ」 それを聞いて、私も唸ってしまった。 というのも、素人目から見ても、母の口内は汚れていたのだ。 前のB病院には歯ブラシも渡していたし、口内を布で拭ってくれているのも何度か見ている。 けど、どうにも汚い。歯も舌も茶色い。そのせいで、口臭がする。 正直、母がこちらを向いて大きな息をつくと、「うっ!」となってしまうのだ。 何度か看護師に、そのことを相談した。けど、 「口呼吸が多いのと、痰が出たりして、どうしてもバクテリアが繁殖しやすい状態にある」 そういう説明ばっかりだった。 それをMさんに話すと、 「あれはちゃんとしてもらってないわ。あんなになるはずないもの」 という返事。 そんなに酷い状態なのか・・・。 口臭の凄さは、ICUから一般病棟へ移り、酸素吸入器が取れた頃から感じていた。 だが、看護師に全幅の信頼をおいて、全てのケアを任せてある。 拭いきれないものもあるんだろうと、諦めていたのだ。 だから、お見舞いに来てくれる人には不快な思いをさせて申し訳ないと思っていたのだが。 ・・・どうやら違ったらしい。 結果的に、入院初期から口腔ケアを適当にされていたため、取れる汚れも簡単に取れなくなり、どんどん酷い状態になったんだろう。 母がすぐに噛むから随分やりにくかっただろうし、1人に割く時間が限られているのは分かる。 けど、介護病棟に移って以降も、そこまでいい加減なケアしかしてもらっていなかったとは・・・。 腹が立つよりも、「よく他の病気をしなかったもんだ・・・」と、妙な感心をした。 こびりついてるから、いっぺんには無理だけど、徐々に綺麗にしてくれるとのこと。 Mさんに深々と頭を下げて、お願いした。 で、転院して、今日で5日目・・・・・・もうほとんど口臭なし!!! 口の中は、見るからに綺麗になっていた。歯が白い、舌が赤い。 一生懸命、拭いてくれたんだろうな・・・感謝感謝・・・。 今後もきっと、清潔に保ってくれることだろう。 転院して、ホッとすることが多くて嬉しい。 最後まで読んで下さって、有難うございます。
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