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テーマ:恋愛について(2608)
カテゴリ:ご陽気な日常ネタ
バレンタインで思い出すことと言えば、男女共学に通っていたにも拘らず、女の子達からチョコレートを渡され、学校で一番女にモテるヤツになっていた、この私。 授業中に鼻出血は、毎年恒例のイベントだった。あ~、懐かし。 で、「もらってばっかりで渡したことないんか?」と聞かれると、実はあるのだよ。 それも、無理矢理っ!^^; あれは高校1年の時。 とりあえず気になる男の子はいたけど、めっちゃ好き!ってわけではなかった。 この年頃は、好きな人の話をするだけで大盛り上がりだから、友達に聞かれたら、時折はそのS君の話をしていた。 因みにS君、男前好きの私が気に入るんだから、当然、男前っす(笑) さて、2月14日。 その日は土曜日だったのか、午後からイベントがあったのか忘れたけど、4時間目までだった。 朝、普通に登校して、ぼちぼちチョコを受け取り始めて紙袋1つ分ぐらいになった、2時間目終了後の休み時間。 同じクラスの友人Y子とKも、私にチョコを持ってきた。 その時、Y子が私に確認するように言った。 「S君にあげるチョコレート、持ってきたやんな?」 ・・・・・・はい? ぽか~んとする私を見て、Y子の顔がみるみる険しくなった。 「もしかして、持ってきてないん!?」 「うん」 「なっ、なんでよ!?」 なんでよって言われても、渡す気がないんやから持ってけ~へんわ。 そんな私を前に、Y子とKがボソボソと小声で何やら話し始めた。 すると、Y子が私に渡すはずのチョコからメッセージカードを抜き取り、そのチョコを私の目の前にかざして、こう言ったのだ。 「これ、S君に渡しや。3時間目が終わったら、S君を呼びに行って来るから」 はぁ!? 「ローカの突き当たりの階段を降りたとこ、3階と2階の間の踊り場! あそこはあんまり人がいてないから、ちょうどええわ!」(※教室は3階) ちょっと待て! ちょっと待てぃ!^^; Y子とKが勝手に盛り上がってるところに、3時間目の英語の先生登場。 さっと席まで戻る2人(いつもはダラダラ戻るくせに)。 拒否する暇も与えられなかった私は、授業中に何とか2人と目を合わそうとするものの、奴ら、全然こっちを向こうとしない。 そうこうしているうちに、あっという間に3時間目終了のチャイムが鳴った。 この無謀な作戦は、絶対に阻止せにゃならん。 先ずは、やる気満々のY子をふん捕まえて、次にKを羽交い絞めにするか。 そう考えながらY子の方を見ると、 ・・・・・・あれ? Y子の姿がない。 と、「きり~つ」の後の「れ~い」が言い終わるか終わらないかのタイミングで、教室のドアのガラガラ~ッ!と開く音が。 ハッと見ると、Y子とKが電光石火、教室から飛び出して行ったのだ。 どええええええ~っ!!!!! 慌ててローカに出ると、2人は既に2つ向こうのS君の教室に辿り着いていて、明らかにニヤけた声で「Sく~ん」と呼んでいる。 そして、すぐに近寄ってきた彼と嬉しそうに話を始めた。 あかん、言いよった! これで私が踊り場まで行かんかったら、S君をおちょくった(からかった)ことになる。 あああ、もうっ!!! ってことで、私はやむを得ず、踊り場に急行した。 で、3分ほど待ったんだが、S君が来ない。 いやいや、来ない方がええ。その方が助かる。 そう思っていると、上部から視線が。 顔を上げると・・・・・・ Y子とKが、正に様子を見に来た瞬間だった。 私と目が合うや否や、「きゃああああ!」と意味不明の叫び声を上げて逃げて行く。 覚えてろよ~、お前らぁ! そう思って、1分ほど経過。 来なさそうやし、そろそろ退散すっかな~・・・なんて、ぼんやり考えていると、今度は階段を上がってくる足音が。 教室は3階だから、2階から上がってくるのは無関係な生徒だ。 やれやれ・・・と安堵の溜息をついて、踊り場の大きな窓から見える景色を見ていると、足音が近くで止まった。 「あん?」と、やる気なさげに見ると・・・・・・ げげげっ! S君やんかっ!! 何でわざわざ2階に降りて、上がってくるねん!? 予定外+突発的イベントで頭が回らず、わちゃわちゃしていた私は、 「突然すみません。これ、受け取って下さい」 と、言うのが精一杯だった。 ああ、最悪なまでにベタな言い方や・・・。 「あ、はい、一応・・・」 と、何だか妙な返事をしてチョコを受け取るS君。 「どうぞどうぞ、先に行って下さい」 S君を先に3階に上がらせ、私は彼が教室に戻ったであろう頃を見計らってその場を離れた。 教室に戻って、私のチョコ渡しが完了したと知るや、キャッキャとお猿のように喜ぶY子とK。 お前ら、マジで近々シバいたる!・・・と、密かに復讐を決意(大袈裟)。 実はこのS君、学校で一番女にモテる男子で、チョコの数は私とタイマン張っていたらしい。 いや、彼が私に対抗意識を持っていたのではなく、周囲が勝手に言ってたことなんだけどね。 ってか、気になってる男子とチョコの数を張り合ってる私って、一体(泣) で、この無理矢理告白イベントがどうなったかというと・・・ 続きはまた後日^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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