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2007.04.17
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カテゴリ:母のこと・介護

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Fドクターから連絡があって、紹介状とCTやX線などのフィルムが揃ったとのこと。
ナースステーションに受け取りに行くと、ドクターとバッタリ出くわした。

「あ、こんにちは~」
「いよぉ」

何故か、ハイタッチを求めてくるドクター・・・^^;

一緒にナースステーション内に入って、私がフィルム等一式の確認と、院外持ち出しに伴う書類へのサインをしていた時、ドクターが話しかけてきた。

僕なぁ、一緒に行こうかなぁって思ってるねん
「・・・・・・は?」

耳を疑った。
ドクター(しかも副院長)が一患者のために、その家族に同行するなんて聞いたことがない。同じ空間にいた看護師+ヘルパーさんも、一様にビックリしている。

「紹介状に何もかも全部書くことは不可能やから、僕が説明した方がええやろ」


母はこの病院に入って、本当に良かった・・・と、思った。
Fドクターは真剣に母のことを考えてくれている。そして、私の憂慮をも汲み取ってくれている。紹介状に書ききれなかったこと、私では説明しようのない詳しい病状、それを専門医に自ら説明しようと考えてくれているのだ。
このドクターは、医療従事者の鑑だ。


「何で行くの? 車?」(車のハンドルを持つ真似)
「はい、車で行きます」

「僕、自転車やねん」(自転車のハンドルを持つ真似)
「じゃあ、車の後ろにヒモをくくりつけて、引っ張りましょか?」(笑)

「え~っ」(のけぞり)
「冗談ですって^^; じゃあ、こちらに寄ってから」

「うん、僕を拾って行って~。
 他にも担当患者さんがいてるから、場合によったら行けなくなるかもしれへんけど」
「分かりました。有難うございます」(礼)

てなわけで、少々気は遣うが(当たり前)、心強い人と一緒に専門医の所へ行くことになった。



・・・はずだったんだが!



夜9時に病院から電話が。

現在のH病院に転院してからは、こんな時間にかかってくることはなかったので、母が急変したのではないかと思って心拍数が上がった。
恐る恐る出ると、声の主は夜勤の病棟看護師。

「明日、紹介状をお持ちになって行かれますよね?」


・・・このセリフに、どれだけホッとしたことか。


「F先生が一緒に行きたいってことだったんですよね?」

電話の彼女の声が何となく笑っているのは、ドクターの突飛な行動と表現の仕方がおかしかったんだろう。私もその表現にはちょっと笑ってしまった。

「それが風邪が悪化してしまって、明日はお休みするということなんです。
 行けなくなったので、Nishikoさんに連絡してほしいということで・・・」

ずっと風邪が治らないと言っていたドクター。きっと今晩になってから具合が悪くなったんだろう。でないと、こんな時間に連絡(伝言)が来るはずがない。


そんなわけで、一人で行くことに。
明日は専門医から一方的に話を聞かされる展開になると思うが、やむを得まい。無理を押して同行してもらって、Fドクターの風邪が重症化しては困る。
相手は専門医だし、持参のフィルムを見れば、そこからかなりの情報を拾ってくれるはずだ。
過度の期待はせず、こちらが伝えたいことをきちんと伝えることにしよう。





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Last updated  2007.04.21 00:48:53
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