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テーマ:今日のこと★☆(106330)
カテゴリ:ご陽気な日常ネタ
後輩に続いて、植木屋さんまで天使に見えた。 うちはずっと昔から、同じ植木屋さん(Oさん)に庭木の剪定をしてもらっている。 Oさんも慣れたもので、時期が来たら勝手に庭に入って道具を置いて、翌日、勝手に朝から剪定を始める。 うちの家族はそれを何とも思わなかったし、留守にしても無問題。剪定技術も高い。 私は子供の頃から「おっちゃん」と呼んでいて、本当に信頼できる良い関係だった。 ところが4年前、こっちの家庭の事情でちょっとゴタゴタがあって、Oさんに剪定してもらうのをストップしてしまった。 そして、母が倒れて経済的にきつくなって、更に頼めなくなった。 そう、庭木の剪定を4年間も放置しているのだ。 剪定しなければならないのは、紅葉や金木犀だけじゃない。 うちは角家で、家の周囲3方向に目隠し代わりの生垣、貝塚イブキという常緑樹をズラズラ~ッと植えているのだ。これがまぁ、伸びる伸びる。 「Nishikoちゃんとこ、生垣に違う木を植えたん?」 と、外観の変わりように、同僚から質問されたほど^^; 庭の雑草も酷くなったし、門の上に渡している松もニョキニョキと不恰好になっている。 もうあかん、庭を見るだけでイラつく・・・。 てなわけで、昨日、4年ぶりにOさん宅に電話した。すると、奥さんが出てきた。 あまりに久しぶりの依頼。しかも、母からではなく面識のない私からの連絡だから、なかなか話が通じない。 で、家の所在地を言ったところ、奥さんの記憶が蘇ってきた。 「あ、私、何度か集金に行かせてもらったことありますよね?」 母から「Oさんの奥さんが集金に来た」と聞いたことがあったから、「そうです」と答えた。 すると、知ってる家ということで、一気に打ち解けてくれた。 母が脳幹出血で倒れたことを話すと、物凄くショックを受けたようだった。 それもそのはず、1年前にOさんのお母さん(奥さんにとっては姑さん)が、同じ脳幹出血でお風呂場で亡くなったというのだ。奥さんは姑さんと仲が良かったらしく、姑さんの突然死にまだ気持ちの整理がつかないという。 似たような境遇から、私にとても同情してくれて、すぐにOさんに剪定依頼を伝えると言ってくれた。 そして、今日。 インターホンが鳴って、雨の中にOさんの姿が。 「おっちゃん、久しぶり~! ごめんね、急に」 「うんうん、かまへん。そやけど伸びたな~、ジャングルやがな」 「それは言い過ぎや(笑)」 そして、お互いの4年間の出来事を話した。 Oさんは、知り合いの同業者が病気で廃業せざるを得なくなって、お得意さんを任されたらしい。それで、今は雨の日しか休みがない状態だという。 それと、不動産でちょっと負債ができて返済中とも。 私は母の容態と、経済的に大変だった話。 それと、これ以上庭を放置できなくて電話したことを話した。 すると、Oさんが言った。 「ここまで放置したら一緒や。もう冬か春まで放っとけや。 今、職人を連れてきても、暑ぅて仕事がはかどらん。 そしたら日数がかかって、その分、値段が高ぅなる。 今は物凄い忙しいけど、冬か春になったら仕事が一段落するから、 その時に俺が1人で来て、できるだけのことはボランティアでやったる」 おっちゃん・・・ええ人やなぁ!!!(泣) 剪定する量が多い分、刈った枝葉の処分費がかさむとのこと。これは市の処分場にもって行くから、重さによって実費負担。市から請求されるから、Oさんの裁量でどうこうしてもらえる話ではない。 だからこそ、負担を軽くする=人件費を抑えるために、1人で剪定してくれることになったのだ。 しんどい時、困った時に助けてもらえる。 こういう優しさに触れた時、人付き合いっていいなぁ、と改めて思う。 それと同時に、母の築き上げた人間関係と、付き合いの上手さを思い知る。 見習わないとあかんなぁ・・・^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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