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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:母のこと・介護
さて、「便つきパジャマ」の苦情をケースワーカーさんに伝えた、昨日の続き。 Fドクターに病棟で話を聞く予定だったけど、外来があるということだったから、わざわざ呼び出してもらうことはせず、ちょくちょくNS(ナースステーション)を覗くことにした。 すると、約30分後、NS内にドクターの姿が。年配の女性に、患者さんの病状を説明している最中だった。 私は看護師さんにケアプランの用紙を受け取る用事もあったから、目が合ったドクターに手を振った後、カウンター越しにその手続きをしていた。 間もなく話が終わったようで、女性がNSから出てきた。 すると、ドクターが私に向かって「プリーズ、プリーズ!」 NSに入ったものの、ドクターはカルテそっちのけで雑談ばっかり(笑) 「僕ねぇ、6月の末に血圧がえらい上がって、3日間ほど家で安静にしてましてん。 その間に来てもろてたら、申し訳なかったなぁと思ってね」 「いえいえ、私もその辺りで高熱出して寝込んでたんで、来てませんでしたよ」 「そうかいな? 同じ頃に具合が悪くなってたんやなぁ」 「以心伝心ですねぇ」(※正しくは一心同体?^^;) 「うん、ほんまや、ほんまや」 (中略) 「僕、普段は上の血圧が100ぐらいなんやけど、測ったら180あってね」 「普段100って、低いですねぇ!」 「そやねんけどね。最近は朝が高くて、夜になったら落ち着いてくるねん」 「それ、一番危ないんじゃないですか? うちの母は朝起きて、そのまま倒れましたもん」 「ええっ!? ビビらさんといてよ~!」 ドクターには、「医者の不養生」って言葉がピッタリなのかもしれん^^; で、歌の話やら、コートにシミがついて取れなくなっただの他愛ない話をしていると、看護師さんに「先生、楽しそうですねぇ^^」と言われて、初めて母の話になった(笑) 一時期、感染症が酷かったことを踏まえて、バルーン(尿管に入れている管)は本来は2週間ごとに交換のところ、1週間ごとの交換にしてくれているらしい。 「VIP待遇ですね!」 「そやで、Nishiko母さんはVIPやで~」 ウロカルン投与から数日して、熱もほとんど出なくなっている。このことから、あれは母にとって良い薬だったという見解に達した。 血圧も、病院にある薬との相性が良いようで安定しているという。 「急変の可能性は否定できんけど、この状態が長く続くように皆で頑張りましょ」 そう言ってカルテを閉じたドクターが、おもむろに聞いてきた。 「・・・で、ケースワーカーに何の相談してきたの?」 うわっ、昨日から気にしてはるんかいな!^^; 絶対に言えないことでもないし、あんまり誤魔化すのも失礼になるから、小声で伝えた。 「ヘルパーさんのことなんですけど、便のついたパジャマを放置されて・・・」 そこまで言うと、ドクターが遮るように叫んだ。 「うわっ、そらあかん! もってのほかや!!」 「で、それをケースワーカーさんに伝えたんですけど、その後にまた同じことをされたんで、 今日改めてお話しに行ったんです」 「そうかいな!? けしからんなぁ・・・前からそんなん?」 「いえ、4月にメンバーさんがかなり代わって、それからです。 あまりに酷いので、今度、看護部長さんと直接お話しすることになりました」 珍しく不機嫌な顔で考え込んだドクターは、少し間を空けてこう言った。 「あのね、これからそういうことがあったら、 もうケースワーカーに言わずに僕に直接言うて。 何でも(話を)聞くから」 ・・・・・・へ!? マジっすか!? 「申し訳なかったねぇ」 ドクター(肩書きは副院長)が謝るから、私も慌てて頭を下げた。 「いえいえ、じゃあ、今後また何かありましたら、よろしくお願いします」 "ケースワーカーに相談に行く"と、うっかり言ってしまったことが、こんな展開になるとは。 後日、看護部長との話し合いが上手く行かず、また同じようなことが起きるようなら、お言葉に甘えてドクターに相談させてもらおう。副院長に言えば、改善されないわけがない。 悪いこともあれば良いこともあるもんだな、うん^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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