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2007.07.14
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カテゴリ:母のこと・介護

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さて、「便つきパジャマ」の苦情をケースワーカーさんに伝えた、昨日の続き。

Fドクターに病棟で話を聞く予定だったけど、外来があるということだったから、わざわざ呼び出してもらうことはせず、ちょくちょくNS(ナースステーション)を覗くことにした。

すると、約30分後、NS内にドクターの姿が。年配の女性に、患者さんの病状を説明している最中だった。
私は看護師さんにケアプランの用紙を受け取る用事もあったから、目が合ったドクターに手を振った後、カウンター越しにその手続きをしていた。

間もなく話が終わったようで、女性がNSから出てきた。
すると、ドクターが私に向かって「プリーズ、プリーズ!」

NSに入ったものの、ドクターはカルテそっちのけで雑談ばっかり(笑)

「僕ねぇ、6月の末に血圧がえらい上がって、3日間ほど家で安静にしてましてん。
 その間に来てもろてたら、申し訳なかったなぁと思ってね」

「いえいえ、私もその辺りで高熱出して寝込んでたんで、来てませんでしたよ」

「そうかいな? 同じ頃に具合が悪くなってたんやなぁ」

「以心伝心ですねぇ」(※正しくは一心同体?^^;)

「うん、ほんまや、ほんまや」

 (中略)

「僕、普段は上の血圧が100ぐらいなんやけど、測ったら180あってね」

「普段100って、低いですねぇ!」

「そやねんけどね。最近は朝が高くて、夜になったら落ち着いてくるねん」

「それ、一番危ないんじゃないですか? うちの母は朝起きて、そのまま倒れましたもん」

「ええっ!? ビビらさんといてよ~!」


ドクターには、「医者の不養生」って言葉がピッタリなのかもしれん^^;

で、歌の話やら、コートにシミがついて取れなくなっただの他愛ない話をしていると、看護師さんに「先生、楽しそうですねぇ^^」と言われて、初めて母の話になった(笑)


一時期、感染症が酷かったことを踏まえて、バルーン(尿管に入れている管)は本来は2週間ごとに交換のところ、1週間ごとの交換にしてくれているらしい。

「VIP待遇ですね!」

「そやで、Nishiko母さんはVIPやで~」

ウロカルン投与から数日して、熱もほとんど出なくなっている。このことから、あれは母にとって良い薬だったという見解に達した。
血圧も、病院にある薬との相性が良いようで安定しているという。

「急変の可能性は否定できんけど、この状態が長く続くように皆で頑張りましょ」

そう言ってカルテを閉じたドクターが、おもむろに聞いてきた。
・・・で、ケースワーカーに何の相談してきたの?


うわっ、昨日から気にしてはるんかいな!^^;


絶対に言えないことでもないし、あんまり誤魔化すのも失礼になるから、小声で伝えた。
「ヘルパーさんのことなんですけど、便のついたパジャマを放置されて・・・」

そこまで言うと、ドクターが遮るように叫んだ。
「うわっ、そらあかん! もってのほかや!!」

「で、それをケースワーカーさんに伝えたんですけど、その後にまた同じことをされたんで、
 今日改めてお話しに行ったんです」

「そうかいな!? けしからんなぁ・・・前からそんなん?」

「いえ、4月にメンバーさんがかなり代わって、それからです。
 あまりに酷いので、今度、看護部長さんと直接お話しすることになりました」

珍しく不機嫌な顔で考え込んだドクターは、少し間を空けてこう言った。

あのね、これからそういうことがあったら、
 もうケースワーカーに言わずに僕に直接言うて
 何でも(話を)聞くから



・・・・・・へ!? マジっすか!?


「申し訳なかったねぇ」

ドクター(肩書きは副院長)が謝るから、私も慌てて頭を下げた。
「いえいえ、じゃあ、今後また何かありましたら、よろしくお願いします」


"ケースワーカーに相談に行く"と、うっかり言ってしまったことが、こんな展開になるとは。
後日、看護部長との話し合いが上手く行かず、また同じようなことが起きるようなら、お言葉に甘えてドクターに相談させてもらおう。副院長に言えば、改善されないわけがない。

悪いこともあれば良いこともあるもんだな、うん^^





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Last updated  2007.07.18 02:03:19
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